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2010 · 07 · 17 (Sat) 15:34

●『舞踏会の夜に魅せられ』ジョアンナ・リンジー

●『舞踏会の夜に魅せられ』ジョアンナ・リンジー(ヴィレッジブックス)
 1818年。スコットランドに住むロズリンは、資産家の祖父の遺産を相続し、またいとこの男に結婚を迫られていた。ロンドンに逃げたロズリンは、一刻も早く紳士と結婚しなければと思うが、彼女が心惹かれた放蕩者と名高きアンソニーは、結婚する気がないのに誘惑を仕掛けてくる。("Tender Rebel" by Johanna Lindsey,1988)
・〈華麗なるマロリー一族〉シリーズ第2作

 シリーズ1作目『令嬢レジーナの決断』のヒロインの叔父で、独身主義だと言ってはばからなかったプレイボーイのアンソニー(トニー)が今作のヒーローです。
 ヒロインは結婚しなきゃいけない理由があります。またいとこと結婚してしまうと、おそらくそのあと殺されると思ってるから。だから、ヒーローの誘惑を突っぱねるんですが、なかなかあきらめきれない彼は、かなりしつこく(^^;)迫ります。しかし、いよいよ待ったなしの状態になり、仕方なくヒロインが、
「もういいや。田舎帰って近所の小作人と結婚するから」
 と言ったとたん、

「ぼくと結婚しろよ!」

 と言ってしまう。そして、ゲラゲラ笑われる(´∀`;)。全然本気にされない。こういう時、日頃の行いが出るよね。
 このくらいまではとっても面白かったのですが、結婚してからの二人の意地の張り合いがちょっとウザかった……。だってー、トニーってばやっぱりしつこい(^^;)。仲直りしたら、一日中くっついていそうな粘着性が見え隠れ(嫌いじゃないけどね(^^;))。ヒロインも子供っぽいのですが、そこら辺をうまくなだめる余裕もないやんちゃなガキんちょヒーローだったなあ。ヒロインより10歳も上なのに……orz
 まあつまり、後半は子供っぽいバカップルの痴話ゲンカ話になってしまっていました。こういうのって、「ケンカは私のいないとこでやってくれ」みたいな気分になるんだよねえ。前半が面白かっただけに、残念だ。
 ところで気になったのは、ヒロインのスコットランドなまり。いや、文句ではなく、なまりを出さなきゃいけないっていうのは訳すのが大変だろうなあって思って。どこの方言をあてはめても、微妙な感じになりそうだよね……。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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