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●『風に愛された海賊』ジョアンナ・リンジー

●『風に愛された海賊』ジョアンナ・リンジー(ヴィレッジブックス)
 1818年、アメリカの海運会社令嬢ジョージーナは、行方不明の婚約者を探すため、過保護な兄たちの目をかいくぐって英国へやってきた。だが、やっと見つけた婚約者にはすでに妻子が。一刻も早く帰りたいジョージーナは、少年になりすまし、出航直前の帆船に乗り込む。キャビンボーイとして働くことになるが、船長のジェームズはその少年が以前に遭遇したおてんば娘だと気づいていた。("Gentle Rogue" by Johanna Lindsey,1990)
・〈華麗なるマロリー一族〉シリーズ第3作



 シリーズ前2作『令嬢レジーナの決断』『舞踏会の夜に魅せられ』にもこのヒーローは登場しており、その時の印象は、

「親戚のめんどくさい伯父さん」

「お願い、このことあの伯父さんにだけは言わないで、ややこしくなるから!」というような人(^^;)。ひっかき回して「それが何か?( ̄ー ̄)ニヤリ」みたいな。そのせいか、ちょっと年配の偏屈親父なイメージに──ガキっぽいし、36歳だと最初からわかってはいても。
 何にせよ超マイペースで人の話を聞かない奴なので、「めんどくさい人」であることには変わりない。
 一方ヒロインがどんな娘かというと、再会した婚約者に顔も忘れられていた、という──。それは婚約当時、ブサイクだったからです(´∀`;)。会わない間にきれいになったようですが、金の力で釣り上げた時は、さぞかし周囲から陰口を叩かれたに違いない。彼もアメリカに帰ればお金は確実に手に入ったはずなのに、それを選択しなかったというのは……よほどヒロインと結婚するのがいやだったのか(^^;)。大金持ちのなりふりかまわぬDQN娘で、普通のロマンスだったらライバルになるようなキャラ。
 そんなクセの強いカップルのお話ですが、12歳のキャビンボーイに変装したヒロインに気づかないふりをして、ヒーローがセクハラしまくりの半分くらいまではとても面白かった! 働くと言いながらも態度が尊大で、バレていないと思いこんでいるヒロインに対しヒーロー、こじつけを押しつけてからかって自爆、という妄想全開のエロ親父ぶりを発揮しています。
 しかし、そのあとヒロインの過保護な兄たちや、ヒーローの大家族がぞろぞろ出てきたら失速してしまった……。ヒーローほどじゃないにしても男たちはみんな話を聞かないし、一人として冷静というか、まとめられる人がいない。ロマンスの続きが読みたいのに、怒鳴りあってばかりのホームコメディみたいになってきて、興を醒まされちゃったよ……orz
 シリーズものは欠点の一つとして、こういうのがあるよね……。オールスター総出演で本筋が置いていかれるというか。いい効果が出る時もあるけど、だいたいの場合は雰囲気を壊しているような気が……。
(★★★☆)
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tag : ヒストリカル ヴィレッジブックス ★★★☆ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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