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2010 · 08 · 03 (Tue) 12:51

●『花嫁泥棒』スーザン・スペンサー・ポール

●『花嫁泥棒』スーザン・スペンサー・ポール(ハーレクイン文庫)
 父が反逆者として死刑になり、伯父に引き取られたイザベルは、従姉イヴリンにいじめられ、伯父にこきつかわれながら日々を過ごしていた。そこへ現れたのは、タルワー領主のジャスティン。イヴリンに求婚しに来たはずなのに、なぜかイザベルをさらって領地へ戻ってしまう。("The Bride Thief" by Susan Spencer Paul,1997)
・〈愛と称号と財産と〉シリーズ第3作

 うーん、面白かったんですが、モヤモヤしたものが残った(´-ω-`)。
 従姉がひどい悪女で、そのせいでヒロインは流産させられ、罪のない女の子も死んでしまいます。そいつの悪事を助長させたのがヒーローであるというのが、どうにも気になって気になって。
 ヒーローは、過去やはり顔だけ女にだまされたことがある。真面目で、基本的に人を疑うことのない人らしい。裏を勘ぐることができないから、従姉の悪だくみもヒロインの苦しみも察することができない。つまり、どうしようもない鈍感男なのです。けどけどっ、ヒーローでしょ! ヒーローなのに、この扱いはどうなんですか、作者さん! 従姉のみえみえの演技にまんまとだまされる様子はとてつもなくアホくさく、かんじんな時には眠っていたり家出していたりして、ちっとも役に立たないったらヽ(-言-)ノキエーッ!!
 従姉が悪いのは悪役だから仕方ないとしても、ヒーローの鈍感故の罪にはおしおきが足りない気がしてならないのです。確かに起きたことはもう元に戻らないし、何よりヒロインが許しているのでお話的にはこれでめでたしめでたしなのですが、私の気がすまん!
 ヒーローがちゃんとしていれば、という気持ちがどうにも拭えないんだなあ。ちゃんとした上で裏をかいて、ということなら納得もできるんですが──「甘ちゃんのお前がみんな悪いんだろ!」と小一時間くらい説教したい! したいったらしたい! させろったらさせろヽ(`Д´)ノ ウワァァン!
 ……ゼエゼエ……orz
 ……ああ……なんかほのぼのしたものが読みたい……orz
(★★★☆)

最終更新日 : 2014-12-27

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