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●『琥珀色の月の夜に』ジャッキー・ダレサンドロ

●『琥珀色の月の夜に』ジャッキー・ダレサンドロ(二見文庫)
 夫を亡くしてから、三年ぶりに社交界に復帰したキャロリンは、ある仮面舞踏会で亡夫の友人だったサーブルック伯爵ダニエルとワルツを踊る。彼は私が誰だかわかっていないはず。だったら、彼の誘惑に応えてもいいのではないだろうか──。彼女は、ダニエルの秘めた想いも知らずに、そんなことを考える。("Confessions At Midnight" by Jacquie D'Alessandro,2008)
・〈メイフェア〉シリーズ第2作



『夜風はひそやかに』ヒロインの優しい姉を主人公にしたシリーズ第2作。これも面白かったヽ(´ω`)ノ
 ヒーロー、ヒロインに超メロメロですが、年期が入っています。出会ったその日に彼女と友人の婚約発表ということで、10年間の片想い! 未亡人になった彼女に対して秘めた想いが大爆発。メロメロというのもいろいろ表現があるけど、このヒーローのようにヒロインの仕草や言葉にいちいち胸をきゅんきゅんさせ身悶える、というのも珍しい。
 でも、好きすぎて常にテンパってます(´∀`;)。かっこよく見せようとしても、内心は焦りまくり。飾ったセリフも嘘も言えない。理性は十代の少年並しかありません。
 ヒーロー、放蕩者に見えるけど、それは結局、片想いの結果ということみたいだね……。ヒロインを忘れられず、適当に遊ぶしかなかった10年。でも彼女に対しては、誘惑することもそれを気取られることすらなかった。それは、友人の奥さんだから。友人の幸せも考えて、自分の気持ちは絶対に見せなかった。本当は高潔な人なのです。
 10年も片想いしてて自覚がないなんて、どれだけ鈍いんだ──と思ったけど、自覚したら虚しくなるだけだから、はなっから考えないようにしていたのがクセになったらしい。まさか友だちが死ぬとはこれっぽっちも思わなかったんだろうし、ヒロインの心はずっと亡き友だちのものだと信じているからね。切ない……。
 でも、その長い片想いが自分の首を絞める。放蕩者の彼が自分とつきあったとしても、「すぐに飽きるだろう」と思うヒロイン。うう、なんてかわいそうなヒーロー(>_<。)。他の女性には絶対言わないようなことばっか言ってるのに、「みんなに言ってるんだわ」と思われる。何と報われない……orz
 ヒーローは気の毒ですが、実にツボなすれ違いです(´∀`)。決して浮ついた人間ではないとヒロインにわかってもらえると、ヒーローは幸せいっぱい胸いっぱい。どうしてこれで自覚がないんだろうか(´∀`;)。
 ちょっとした殺人事件などもからみますが、犯人はバレバレというか、二人の間の正しい刺激になってさえいれば、別に誰でもいいやという感じです。「アーモンドの香り」とか、けっこうあからさまだったなあ。「アーモンド臭」って嘘じゃないけど、実は普通の人はほとんどかいだことのない臭いなんだそうですね。
(★★★★)
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tag : ヒストリカル 二見文庫 ★★★★ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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