09
1
2
3
4
5
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

◆『置き去りの恋』ミシェル・リード

◆『置き去りの恋』ミシェル・リード(ハーレクイン)
 スーパーモデルのアニーにとって、マスコミが書き立てる「魔性の女」「ふしだらな悪女」というイメージは都合のいい隠れ蓑だった。4年前のある夜、妻子ある男に襲われそうになってから男性不信になった彼女は、唯一信用できるトッドだけを頼りにしていた。トッドが手がける新雑誌の創刊号の目玉は、超一流宝飾デザイナー、エダマス。アニーは突然呼び出され、彼の島へ赴く。("The Morning After" by Michelle Reid,1996)



 再読にためらっていた本ですが、なぜかというと、「めんどくさい女が出てきたなあ(^^;)」という記憶があったから。
 ヒロインじゃないですよ。トッドというのは、実は彼女の異母兄なのですが、彼の恋人で、なおかつヒーローのいとこである女性。モデルとしてヒロインにライバル意識むきだし、兄妹の複雑な家庭環境を知らないので、嫉妬も丸出し。ヒロインとしては事情を話してほしいと訴えているけど、どうもそこまで信用できないと兄は思っている──という、見るからにめんどくさい女(^^;)。
 ヒロインはヒーローによって島に軟禁されてしまうのですが、その発端になったのも彼女。でも読み直してみると、登場するのはほとんどヒーローとヒロインだけ。トッドですらちょっとしか出てこないので、彼女の出番はほぼない(話にはよく出てくるけど)。だから、そんなにめんどくさくありませんでした。むしろ、4年間片想い状態だったヒーローの尊大な言動に隠れた真意と、悶々とした欲望を楽しみましたよヽ(´ー`)ノ
 4年前のヒーローはテレビドラマに出ていたヒロインのファンで、会いたくてパーティーに呼んだら来てくれることになり、ワクテカしていたのですが、急用で呼び出されている間にアホバカな姉婿がヒロインをレイプ未遂して、大激怒。けど、「夫は誘惑された」との姉の言い分を信じないわけにもいかず、そのせいで姉夫婦は離婚してしまうし、こんなんじゃヒロインにも連絡取れないしで、身動きのとれない状態に陥ってしまう。
 ヒロインのスキャンダルをゴシップ紙などで見ながら(´・ω・`)ショボーンな4年間を過ごしていたのですが、いとこの訴えから島に軟禁計画を思いつき、速攻で実行してしまう。ところがヒロインがヴァージンだったから調子が狂いまくる。ふしだらな女と思っていても恋い焦がれていたので、もう結婚に一直線ですよ。
「子供ができてるかもしれないから結婚する!」
 と言い張る言い張る。「確かめてからでもいいんじゃ」と言うヒロインを脅しなだめすかして同意させ、次の日にはいそいそ結婚してしまう。説得している時の血走った必死な目が見えるようです(´∀`;)。
 めちゃくちゃヒロインにメロメロだけど、出発点からつまずきっ放しで、なかなか挽回できない不運なヒーローの奮闘ぶりを堪能しました。再読だからこその醍醐味だったね(´∀`)。
(★★★★)
web拍手 by FC2

theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★★

Secret

文字を大きく・小さく

    Twitter&ランキング



    いつもありがとうございます♪


    書評・レビュー ブログランキングへ

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
    にほんブログ村

    最新記事

    カテゴリ

    ユーザータグリスト

    最新コメント

    最新トラックバック

    リンク

    RSSリンクの表示

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム

    English Translation

    English English得袋.com

    アンケート

    QRコード

    QRコード

    FC2カウンター

    カレンダーと月別アーカイブ

    プルダウン 降順 昇順 年別

    08月 | 2019年09月 | 10月
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 - - - - -


    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
    くわしい注意書きは→コチラ
    リクエストは→コチラ

    最近読まれている記事

    ブログパーツ

    最近の拍手ランキング

    人気の記事

    本ブログ村PVアクセス

    ユーザータグ

    ロマンス映画 ★★★☆ シリーズ コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★ ライムブックス ヒストリカル ★★★★ ★★★★☆ ★★☆ 扶桑社ロマンス 新潮文庫 サスペンス/ミステリ 資料用 ロマンス以外 角川文庫 ★★★★★ ハヤカワ文庫 マグノリアロマンス フローラブックス 創元推理文庫 集英社文庫 パラノーマル アンソロジー 二見文庫 ヴィレッジブックス ★★ MIRA文庫 ランダムハウス講談社 ラズベリーブックス その他の出版社 ★☆ ソフトバンク文庫 サンリオ 文春文庫 ラベンダーブックス ラベンダーブックス(幻冬舎) オーロラブックス(宙出版) 講談社文庫