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2010 · 09 · 19 (Sun) 07:04

◆『時は流れても』ローリー・ペイジ

◆『時は流れても』ローリー・ペイジ(ハーレクイン)
 教師のイーデンは、夏休みの間の家庭教師の面接に来ていた。マルチニーク島からやってくる五歳の男の子に英語を教えるのが主な役目だが、彼の父親である依頼者の名を知り愕然とする。七年前、婚約披露パーティーでイーデンから解消を申し出た相手、ケイレブだった。("Caleb's Son" by Laurie Paige,1994)

『ハーレクイン・リクエスト 再会の物語』の一編。再読です。
 ヒロインは、家庭観の違うヒーローと結婚する自信がなくなって、婚約を解消します。仕事が第一のヒーローと家庭が第一のヒロイン。どっちにも言い分はあるし、ヒロインの方も子供だったと言える。結婚してもすれ違う可能性は大きそうなので、別れていた七年間は必要なものだったのでしょう。
 そう考えると妥当な物語なんだけど、なんかこう、モヤモヤする……。ヒロイン、19歳の時に婚約解消して、まだ26歳ですよ。若いんだから、ヒーローと別れている間に幾人かと恋愛して、その上で「やっぱりヒーロー」ってなるならわかるんだけど、誰ともつきあわなくて、何だか老成してるんだよね……。いろいろあって地味に生きざるを得なかったという事情もあるんだけど、30代ならまだしも10代後半から20代半ばで、どうしてこんなに老けてしまったのか……。
 一方ヒーローは、別れてすぐ他の女性(すでに死別)と結婚しちゃうし(^^;)。あてつけだよね、それって。どう見てもそうとしか思えないんですが。それが何だか不快というか、子供にしわ寄せされてたまらんな、という腹立たしさがあったり。
 何もかもうまくまとまったから別に文句はないんだけど、
「こんなにモヤモヤするなら、細かく聞きたくなかったかも(-ω-;)」
 というのが本音だったりします。
「いろいろあったけど、今は幸せなんだー」
 くらいにしてほしかったな。(本末転倒(´д`;))
(★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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