Top Page › 読書の感想 › キャロル・モーティマー › ◆『奇跡に満ちた一日』キャロル・モーティマー

2010 · 10 · 14 (Thu) 15:24

◆『奇跡に満ちた一日』キャロル・モーティマー

◆『奇跡に満ちた一日』キャロル・モーティマー(ハーレクイン)
 バレンタインデーの朝、出勤しようとしたタジーが玄関を出ると、そこにはバスケットに入った子猫が置かれていた。捨てられたのではない。首にリボンを巻いて、キャットフードまでついているのだから。とにかく猫を家に入れて、急いで出勤したタジーだったが、贈り物は会社にまで続々やってくる。("His Darling Valentine" by Carole Mortimer,2005)
・アンソロジー『マイ・バレンタイン 2006 愛の贈り物』

 再読です。再読ならではの楽しみがあった作品でした。
 ヒロインの元に続々やってくるプレゼントの贈り主は、上司のロス。彼女への愛を自覚した彼は、素敵なバレンタインデーにするため、サプライズなプレゼント作戦を考えたのでした。
 ところが、彼女は喜ぶどころか戸惑うばかり。ヒーローのことが好きなのに、会社にこんなプレゼントが贈られてきたら、彼氏がいるって思われるじゃない! とイライラしてしまう。ヒーローの思惑は裏目裏目に出てしまいます(´∀`;)。
 この何か贈られるたびに、
「困るんだよね、こういうの。キモいから返そうかな」
 とヒロインに目の前で言われて、
「いや、せっかくだからもらっておけばいいじゃん」
 とおそらくひきつった顔でヒーローが受け答えをしているところが、とてもおかしかった。なんか恥ずかしい愛の歌をレストランで歌われたりとか。あとで「俺の作詞じゃないからな!」と言い募ってましたが。
 私が思うに、最初を子猫にしたところからいけなかったんじゃないかな(^^;)。子猫はいい。でも、最初はいけません。しかも、忙しい朝の玄関口にだなんて。優しい人ほど怒ると思うなあ。ほっとけないし、遅刻しちゃうし、まったくもうっ! って。
 まあ、そこで子猫をほっぽって出勤しちゃうような女だったら、百年の恋も冷めるかもしれませんが。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント