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2010 · 10 · 22 (Fri) 21:46

◆『めざめ』アン・メイザー

◆『めざめ』アン・メイザー(ハーレクイン文庫)
 パリの教養学校を卒業し、イギリスの故郷コプリーに帰ってきたオリヴィア。親代わりの義兄リチャードとの再会を楽しみにしていたのに、彼は空港に迎えに来てくれなかった。リチャードは仕事に夢中だ。自分も家を出て何か仕事を見つけ、自立をしなければ。だが、そんなオリヴィアの気持ちを知ったリチャードは激怒し、思いがけないことを口にした。("Melting Fire" by Anne Mather,1979)

 以前から読みたいと思っていたものが文庫で再販されたので、買いました。
 が、私の苦手なお子ちゃまヒロインだった……orz 19歳では仕方ないとはいえ、思春期真っ盛りみたいな不安定さです。
 なぜか読んでいて、十代の頃のジョディ・フォスターを思い出した。『タクシードライバー』から『フォクシー・レディ』の頃の。幼い顔立ちに大人びた仕草というかね……ちょっとそういう痛々しさすらあったなあ。それを目の当たりにしたヒーローの焦り具合を考えると、気の毒とさえ思う。
 よくヒーローが冷静に話ができないとか、理性を失うとかありますけど、こういう女の子だとそう思う気持ちもよくわかる。どう話したらいいのかもわからないし、どこをどう解釈するかも予測できない。ヒーローじゃなくたって、みんなそうだよ(^^;)。若さって──その時は確かに振り向けないよね(´∀`;)。あとからも振り向きたくないけど。
 そう考えると、少女に近い女性の心理を的確に表現している、とも言えます。それに翻弄されてボロボロになるヒーローが哀れ。ちゃんと幸せにはなりますが。
 でも、ヒロインがお子ちゃまだと萌えないのよね……orz
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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