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◆『悪魔のような求婚者』ダフネ・クレア

◆『悪魔のような求婚者』ダフネ・クレア(ハーレクイン)
 テレビ制作会社のリサーチをしているアンバーの部屋に、ある日見知らぬ男が訪ねてきた。マルコというその男は、アンバーの妹の手紙を頼りに勘違いをしてやってきたらしい。妹の子供は自分の息子だと主張する彼だったが、証明するためのDNA鑑定を妹は受けようとしない。しびれを切らした彼は、アンバーに言う。「裁判所に訴えるか、君が僕と結婚して子供を生むか、どちらか選べ」("Salzano's Captive Bride" by Daphne Clair,2009)



 後半は、契約結婚ものが好きな私としては楽しめたのですが、どうしても前半の違和感を拭えませんでした。だいたいこのあらすじ(裏表紙のものではなく、私が書いたもの)からして「え?」って思いません?
 ヒーローはヒロイン妹と一夜の関係を結んだんですが、妹は現在結婚していて、実はどっちの子供かわからない。黙っていればわからなかったのに、なぜか手紙で知らせてしまう妹。DNA鑑定を受けろ、とヒーローヒロインは言いますが、旦那に知られて離婚されたら、とか、ヒーローの子とわかったら連れ去られてしまう、とか言って、検査を拒否する。「裁判所に訴えて強制的に検査させるぞ」と言い始めるヒーロー。
 それがどうしてヒロインを脅して結婚することになるの? 彼女は関係なくね?(´∀`;)
 とはいえ、ヒロインが蚊帳の外にいたのなら、違和感はなかったと思うのです。あー、ヒーローひと目惚れしちゃったから、むりやり話を持っていったのね、と納得したと思うのですが、シスコン気味のヒロインが逃げまくる妹の代わりにヒーローと交渉をしていたのですね。甥っ子の将来がかかっているとはいえ、だからこそ両親(妹と旦那 or ヒーロー)がしっかり話し合わなくてはいけないこと。基本的にヒロインは口出しする立場ではないのです。それを妹に説得せねばならないのに、請われるまま交渉して、結局ヒーローにも言いくるめられてしまう。
 おおー……つまり、彼女はヒーローにも妹にも「なめられた」という印象があったので、私は違和感を抱いたんだな。
 なるほど、そういう人なら、結婚「させられた」と被害者づらをするのは当たり前かもしれない──orz でも、出しゃばってかき回したのは自分自身だからね(゚Д゚)! ヒーローを非難する前に、いくら妹だからって甘やかしてはいけない時もある、という判断ができなかった自分に向き合わない往生際の悪さが不快でした。
 まあ、酔っていたとはいえ避妊をしなかったヒーローもダメダメです(^^;)。その点は申し開きできない。でもやっぱり、ヒロイン全然関係ない!(´д`;)
 関係ないことに首を突っ込んで、お門違いな恨みを持つ人って嫌い。結局は自分で選んだことなんだし、それをまず自覚してよ! その上でどうにも割り切れないのは理解できるけど、そこから目をそらしたまま人のせいにしちゃいかん。
 とはいえ、幸せになったからよかったようなものの、うまくいかなかったら妹の逃げ得ではないか。結局彼女は、自分では一切落とし前をつけなかったわけだし。しかもヒロイン、ヒーローの過去の女性に対して嫉妬めいたことを言っていたけど、妹はいいのか?(^^;)
 ほんとによくわからない……。こういうやっかいな家族の出てくる話は苦手だ……orz
 評価は迷ってこれくらいに。後半はけっこう好きなんだけどなあ。
(★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★☆

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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