09
1
2
3
4
5
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
23
24
25
26
27
28
29
30
   

◆『涙の手紙』キャロル・モーティマー

◆『涙の手紙』キャロル・モーティマー(ハーレクイン)
 ブライアナが21歳になってまもなく、ある弁護士事務所から手紙が届く。素っ気ない内容に首を傾げていると、父親が「お前の本当の母親に関係したことだろう」と言う。ブライアナは養女だが、愛情深い養父母に恵まれ、彼ら以外を親だと思ったことはない。だが、何事もはっきりさせないと気がすまない彼女は、弁護士事務所へアポなしで乗り込む。そこで弁護士のネイサンと出会い、実母が残した手紙の存在を知る。("Joined by Marriage" by Carole Mortimer,1998)



『大人の恋愛小説 DSハーレクインセレクション』の一編。
 うーん、ロマンスというより、ホームドラマ?
 とはいえ、けっこう内容は重い。どうしても「ヒロインの実母がなぜ死ななくてはならなかったのか」ということが頭から離れなかった。
 ヒーロー(珍しくメガネ男子)とヒロインのロマンスではなく、ヒロインが本当の母と父を知ろうとする物語です。ヒロインがヒーローの実家(そしてその隣はヒロイン実母の家)へ行って、関係ありそうな、そして実父と疑わしい人たちと会うんだけど、怪しそうに見えて実はちゃんと理由がある。過ちを犯すことはあっても、本当に悪い人は一人も出てこないんだよね。
 ヒロインの実母は、彼女を産んですぐに自殺してしまったのですが、その時、18歳。まだ子供ですよ。だから、彼女を知っている大人たちはみんなそのことを悔い、悲しんでいる。手を差し伸べるタイミングがほんの少し早かったら今も生きていたかもしれないという後悔や、いくらなんでも自殺するほど思い詰めていたなんて、という気持ちもあると思います。
 どうして自殺を選んだのかは本人じゃないとわかりませんが、「18歳の孤独な女の子が赤ちゃんを残して自殺」というのが不憫でならず、何だかしょんぼり(´・ω・`)したまま読み終わってしまった、というのが正直なところです。つまり、ヒーローやヒロインじゃなくて、ヒロイン実母に感情移入してしまったのですね。

 ところでDSのこの作品のトップに、
「好き…だけど愛してはいけない 兄妹かもしれないから…」
 と書かれているのは、ネタバレじゃないのかな(^^;)、と思いました。けっこう読み進めないと「兄妹かもしれない」と疑うようにはならないんだよね。ハッピーエンドのロマンスだからそんなはずはないんですが、いとこ同士である可能性があるうちもやっぱダメって雰囲気になって、ちょっと「え?」と思った。イギリスはいとこ婚を禁止されていないのですが、タブー視される傾向が強いみたいですね。
(★★★)
web拍手 by FC2

theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★

Secret

文字を大きく・小さく

    Twitter&ランキング



    いつもありがとうございます♪


    書評・レビュー ブログランキングへ

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
    にほんブログ村

    最新記事

    カテゴリ

    ユーザータグリスト

    最新コメント

    最新トラックバック

    リンク

    RSSリンクの表示

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム

    English Translation

    English English得袋.com

    アンケート

    QRコード

    QRコード

    FC2カウンター

    カレンダーと月別アーカイブ

    プルダウン 降順 昇順 年別

    08月 | 2019年09月 | 10月
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 - - - - -


    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
    くわしい注意書きは→コチラ
    リクエストは→コチラ

    最近読まれている記事

    ブログパーツ

    最近の拍手ランキング

    人気の記事

    本ブログ村PVアクセス

    ユーザータグ

    ★★☆ ロマンス映画 ★★★☆ ★★★ シリーズ コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ヒストリカル ライムブックス ★★★★ ★★★★☆ 扶桑社ロマンス 新潮文庫 サスペンス/ミステリ 資料用 ロマンス以外 角川文庫 ★★★★★ ハヤカワ文庫 マグノリアロマンス フローラブックス 創元推理文庫 集英社文庫 パラノーマル アンソロジー 二見文庫 ヴィレッジブックス ★★ MIRA文庫 ランダムハウス講談社 ラズベリーブックス その他の出版社 ★☆ ソフトバンク文庫 サンリオ 文春文庫 ラベンダーブックス ラベンダーブックス(幻冬舎) オーロラブックス(宙出版) 講談社文庫