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◆『古城のウエディング』ルーシー・ゴードン

◆『古城のウエディング』ルーシー・ゴードン(ハーレクイン)
 アメリカの石油王の娘メリルは、父からの遺産を友人の事業に投資するため、名目だけの夫を求める新聞広告を出した。すると、イギリスのジャービス・ラーン子爵からその結婚に応じる手紙が届く。メリルは子爵の古い城を訪れるが、彼は「君に手紙など出していない」と冷たく言い放つ。("A Convenient Wedding" by Lucy Gordon,2002)



 新年ロマンス読み初めは、ルーシー・ゴードン。
 ヒーロー、子爵であり、大きな城も領地もありますが、貧乏。ヒロインはわがままで傲慢な、うなるほどの金持ち娘です。
 傲慢ヒーローと貧乏ヒロインの定番ロマンスの立場を逆にしたような物語です。ヒーローの友人が勝手にふざけた広告へふざけた返事を出したことから、二人の人生が重なるのですが、ヒーローは本当にお金がなくて、ヒロインの登場でさらに追い込まれ、結婚せざるをえなくなる。
 よくある話だけど、男女が逆転すると萌え度が低くなるのはどうしてだろう……? 二人は惹かれあっているけど、やはり男の立場からすると気持ちは複雑です。「お金なんて、持ってる方が出せばいいじゃん」みたいに思いますが、私は女なのでね……。そういう男性もいるだろうけど、「金持ちの妻に劣等感や嫉妬を抱く夫」の気持ちもわからないわけではない。長い間に染みついた価値観は、あっさりとは捨てられないよ。いい悪いは置いておくとして。
 ルーシー・ゴードンは丁寧な心理描写をするので、設定自体はロマンスなんだけど、こういう葛藤は妙にリアルに感じられる。愛ですべて乗り越えられるのか!? とちょっと不安になるくらい(でも、ちゃんと解決策を出していたけどね)。自分の立場を頑なにわきまえているので、ヒロインに強く出られない。逆ギレすることもないし。
 萌えが少ないのは、二人の駆け引きが大人すぎるからかなあ。──などと言う私が一番わがままで傲慢な気がするわ(´∀`;)。
(★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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