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2011 · 02 · 01 (Tue) 15:23

◆『地下室の令嬢』ベティ・ニールズ

◆『地下室の令嬢』ベティ・ニールズ(ハーレクイン)
 両親を亡くしたアラベラは、病院の地下室に住み込んで、待合室や診察室の掃除をしたり、戸締まりをする管理人の仕事を得、愛猫とともに移り住む。病院の医師タイタスは、控えめだが真面目で、けなげに仕事をこなす彼女へ好感を持つ。40歳の彼は周りから「結婚しろ」とせっつかれて、少しうんざりしていた。だがアラベラのような女性となら、愛のない結婚をしてもうまくいくのではないだろうか?("Dearest Love" by Betty Neels,1994)

『大人の恋愛小説 DSハーレクインセレクション』の一編。
 肉食系のミランダ・リーのあとに読むと、ベティ・ニールズのヒーローこそ「草食系」という言葉がふさわしい、と思いました。何だこの落差……。昔、ベティさんの別の作品を読んだ時のメモに、「鈍感というよりひどい朴念仁」と書いてあった。
 とはいえ、話はかなり好みです。お嬢様だったヒロインだけど、文無しになった今は、地味な仕事もこつこつとこなし、料理や裁縫も得意。ロンドンでお金を貯めて、田舎で暮らすのが夢。けなげなヒロインを放っておけないヒーローが、「だったら僕と結婚したらいいじゃないか」と強引にプロポーズ。しかし結婚後、夫には他に好きな人がいるのではないか、とすれ違い──。
 しかし、やっぱり萌えない……orz だって、淡々と生活を描くのはいいとしても、結婚したのに初夜もなしってどういうことですか!? 朝チュンでもいいから、一回でもいいから、それはあった方がいいんじゃない? ていうか、ないのは不自然ではないかな!?
 清い関係のままでいる理由が何かあるのかと思ったら、特にないし。草食系にもほどがあるよね(´д`;)。
 そのくせ、けっこう亭主関白です。ヒロインを遠慮なく、横柄と言えるくらいこき使う。セックスレスなら、結婚しないで家政婦か秘書として雇ってあげればよかったんじゃないか、と本末転倒なことを考えたりしました。しかも、「この仕事(管理人)は彼女にはふさわしくない」とか、さらっと傲慢な発言。何の仕事だって、本人が選んできちんとやっているものなら、別にいいじゃん、と思うけどなあ。
 そこのところはハーレのヒーローだな、と思いました(^^;)。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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