Top Page › 読書の感想 › ミシェル・リード › ◆『情熱のとりこ』ミシェル・リード

2011 · 02 · 25 (Fri) 14:08

◆『情熱のとりこ』ミシェル・リード

◆『情熱のとりこ』ミシェル・リード(ハーレクイン)
 オフィスに現れたギリシア人大富豪レオンを見て、ジェンマはひと目で恋に落ちた。彼は彼女の気持ちをすぐに読み取り、「条件も約束もなしにつきあって、友好的に別れよう」と誘惑する。ジェンマはなすすべもなく彼のとりこになるが、ニューヨークに住むために自分を連れていきたいと言う彼の申し出は断った。私は愛人なんていやだ。彼を愛してしまったから──。("Passion Becomes You" by Michelle Reid,1994)

『大人の恋愛小説 DSハーレクインセレクション』の一編。
 ギリシア人大富豪、愛人拒否、予期せぬ妊娠、財産を巡るお家騒動──ハーレクインの主な要素をあれこれアソートしたお得なお話。入門編であるとともに、定番でもある。DS収録にうってつけのお手本のような作品です。
 愛人を拒否したヒロインですが、直後に妊娠がわかり、ヒーローも知るところになって、二人は結婚します。新婚旅行にギリシアの島々を巡る旅に出る。
 この旅行中のヒーローが幸せそうで、微笑ましかった。このあとめんどくさいことになるとわかっていながら、ヒロインにうちあけられない。よほど楽しかったんだろうね……(´ω`;)。大っぴらな描写はないのですが、それがよくわかったエピソードで、とても好ましい。
 なので、ラストのお家騒動をヒロインがあっさりと許しすぎなのがちょっと残念だった。いや、別に悪くはないのですが、何かこう……もうひと手間というか(´ω`;)。前にちょっと伏線張っとくとか。
 終わり方にもう少しキレが欲しい、というのはあくまでも私の好みなので、どうでもいいことなんですけど……。こういう時こそ、日本人なら土下座でまとめるという手も使えますが、ギリシア人だしなあ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント