Top Page › 読書の感想 › リン・グレアム › ◆『あの朝の別れから』リン・グレアム

2011 · 03 · 15 (Tue) 07:17

◆『あの朝の別れから』リン・グレアム

◆『あの朝の別れから』リン・グレアム(ハーレクイン)
 仲がよかった従姉の追悼式に出席したマリベルは、そこで従姉の昔の恋人レオニダスと再会する。思いがけない夜を過ごしてから2年たっていたが、その時に味わった悲しみはまだ憶えている。しかも彼は、マリベルが言うつもりのなかった“秘密”を知っていた。("The Greek Tycoon's Defiant Bride" by Lynne Graham,2007)
・ミニシリーズ〈非情な恋人〉第2作

 前作『熱砂の花嫁』を読んだ時、これのヒーローはあと2作のヒーローと比べるとまだマシっぽい、と思ったものですが、そのとおりです。期待を裏切らないリン・グレアムの鬼畜傲慢クオリティ(^^;)。この作品で、最後の奴のハードル(何の?)がさらに上がったね。
 とはいえ、ちょっとヒーローのメロメロぶりが私の萌えツボから少々ズレていた感じだったかなあ。ヒーローにもう少し苦悩を! ていうかこいつは、ショックを受けるっていうことがないのか? ずいぶんきついこと言われているみたいだけど、都合良く解釈するというか、聞いてないというか、よく言えばめげないというか……(^^;)。
 ヒロインにもっと辛辣さがあってもいい、と考えていたんだけど、それよりもヒーローのこの性格が大いに問題だな、と思い直しました。
 それに、彼の心境の変化がどこからなのかというのが、うまくつかめなかった。さりげない、と言えるのかもしれない。つなぎ目がわからない職人芸のようだけど、こういうお約束には微妙な塩梅よりバッチリな味つけを好むわがままな私。ヒロインとシークレットベイビーの息子に対しても、最初はけっこう冷たい扱いだったし。わたわたしていたらしいけど、ヒロイン同様確信持てず。俺様のわたわた具合を堪能したいんだよねー。
 楽しく読めたけど、ちょっと惜しい。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント