2011.03.28
◆『波間のエメラルド』アイリス・ジョハンセン
◆『波間のエメラルド』アイリス・ジョハンセン(二見文庫)
ヒューストンで探偵事務所を営むハニーは、ある依頼のため、バルカン半島の小国の王子ランスの宿泊するスイートルームへ忍び込むが、それをきっかけになぜか彼のボディガードをするはめになる。メキシコ湾にある小さな島でともに過ごすうちに、見かけや噂ではわからないランスの本当の姿が見えてくるが、しょせん彼とは世界が違うのだ──。("The Golden Valkyrie" by Iris Johansen,1983)
・〈セディカーン〉シリーズ
王子というか、シークものです。セディカーン元首の孫はヒーローのいとこアレックスですが。セディカーンに関係する話ならば、コンテンポラリー、ヒストリカル関係なく、シリーズに入るらしい。
アイリス・ジョハンセンのコンテでのシークも、あんまり違和感ないな……。シークものに関してのことではないんだけど、日本人と欧米人のメンタリティの違いについては、今日興味深い話を聞きました。あとで別記事に書こうかな、と思います。
閑話休題。
前書きで作者自身が言っていましたが、「あえてユーモラスな作品を書いてみようと考えた」のだそうです。笑える話に挑戦したかったらしい。
コメディは難しいよね……。欧米の小説で声出して笑えたものって……あったろうか(-ω-;)。クスッとかニヤッというなら、初期のジェフリー・アーチャーや、トニー・ケンリック、ドナルド・E・ウェストレイクなんか思い出すけどね。言葉遊びで笑わせようとするのは翻訳ものではハードル高そう。
でも、ちゃんとラブコメにはなってたよヽ(´ー`)ノ 一見チャラい王子さま(珍しく赤毛)にとことん口説かれて、戸惑う24歳元警官の私立探偵。もちろんヴァージンです。けど実はヒーロー、画家としての才能があり、少々変わり者。だからといって結婚なんかできるわけないよね、住む世界違うし(´・ω・`)、と思うヒロイン──。
ラブコメとしてのお約束のお話だけど、そつなくまとまっていて、明るく軽く楽しめます。
(★★★☆)
ヒューストンで探偵事務所を営むハニーは、ある依頼のため、バルカン半島の小国の王子ランスの宿泊するスイートルームへ忍び込むが、それをきっかけになぜか彼のボディガードをするはめになる。メキシコ湾にある小さな島でともに過ごすうちに、見かけや噂ではわからないランスの本当の姿が見えてくるが、しょせん彼とは世界が違うのだ──。("The Golden Valkyrie" by Iris Johansen,1983)
・〈セディカーン〉シリーズ
王子というか、シークものです。セディカーン元首の孫はヒーローのいとこアレックスですが。セディカーンに関係する話ならば、コンテンポラリー、ヒストリカル関係なく、シリーズに入るらしい。
アイリス・ジョハンセンのコンテでのシークも、あんまり違和感ないな……。シークものに関してのことではないんだけど、日本人と欧米人のメンタリティの違いについては、今日興味深い話を聞きました。あとで別記事に書こうかな、と思います。
閑話休題。
前書きで作者自身が言っていましたが、「あえてユーモラスな作品を書いてみようと考えた」のだそうです。笑える話に挑戦したかったらしい。
コメディは難しいよね……。欧米の小説で声出して笑えたものって……あったろうか(-ω-;)。クスッとかニヤッというなら、初期のジェフリー・アーチャーや、トニー・ケンリック、ドナルド・E・ウェストレイクなんか思い出すけどね。言葉遊びで笑わせようとするのは翻訳ものではハードル高そう。
でも、ちゃんとラブコメにはなってたよヽ(´ー`)ノ 一見チャラい王子さま(珍しく赤毛)にとことん口説かれて、戸惑う24歳元警官の私立探偵。もちろんヴァージンです。けど実はヒーロー、画家としての才能があり、少々変わり者。だからといって結婚なんかできるわけないよね、住む世界違うし(´・ω・`)、と思うヒロイン──。
ラブコメとしてのお約束のお話だけど、そつなくまとまっていて、明るく軽く楽しめます。
(★★★☆)
