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2011 · 04 · 05 (Tue) 14:16

◆『空からおりてきた花婿』キャロル・グレイス

◆『空からおりてきた花婿』キャロル・グレイス(ハーレクイン)
 タリーとジェドは高校の卒業パーティの夜、15年後に独身だったら結婚しようと約束する。ジェドは町の資産家の息子でみんなの憧れの的だが、タリーは馬が好きな平凡な女の子。彼が酔った勢いで言ったことと知りながら、彼女はその約束を忘れられなかった。15年後、彼は町へ帰ってくる。そして、その時の約束を守ろうとするが、それは既婚者でないと受けられない銀行融資のためだった。("Granted: Big Sky Groom" by Carol Grace,1998)

 ヒーロー、なかなかひどい奴です。自己中のお坊ちゃん。15年間苦労し続けていたヒロインとは正反対。
 彼女は彼が持ち主である牧場をずっと借りていて、腕のいい調教師として馬を育てているのですが、収支報告や設備の修理などの相談をしても、いっさい無視。ヒロインには先立つものがないので牧場はボロいのですが、それを「何でこんなにボロくした!」と彼女に当たり散らす。事務処理しないで金を出さないお前のせいだろ、バカじゃないの?(-"-;)
 ヒーロー、若い頃から飛行機が好きで、航空会社の権利を共同経営者から買い取るための資金が欲しい。そのために父親が残した大嫌いな牧場を売りたいのですが、改修しないと売れない。改修費の融資に対して銀行は、既婚者というか、家族経営で地元に根ざした牧場主のためならいいけど──と言う。それでヒロインとの約束を思い出して、結婚しようとするのです。(ひどい……)
 実は十代の頃から彼女のことが好きだったらしい。でも、ヒロインの名前もちゃんと知らないとは……あまりにバカすぎないですか?(´д`;) 自分のことしか考えてこなかった奴なんだなあ、とあきれたわー。私なら、いくらお互いに約束を憶えていたとしても、その自己中ぶりに冷めてしまうかも(´-ω-`)。
 読んでいる時はなかなか泣けて、すれ違いがツボな便宜結婚ものだったんだけどなあ。いざ感想を書いてみるとヒーローに対してみるみる怒りが湧いてくるのって、ほんとよくあるなあ(´ω`;)。ヒロイン、優しすぎるよー。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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