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2011 · 04 · 22 (Fri) 15:04

◆『謎めいたプレイボーイ』ダイアナ・パーマー

◆『謎めいたプレイボーイ』ダイアナ・パーマー(ハーレクイン)
 マデリンは勤める会社の社長秘書だが、社長は常に留守で、彼女はまだ一度も顔を見たことがない。だが仕事にはやりがいがあり、一人で過ごす時間にも満足している。その日も裏庭で夕食をしようと用意していると、突然大きな犬に襲われる。飼い主は隣に越してきたカルという男性で、彼は謝りもせずにこう言った。「こういう見え見えの手は、好きではないのでね」("To Have And To Hold" by Diana Palmer,1979)

 謝らないヒーロー。それがダイアナクオリティ。再読です。
 だいたい、犬に夕飯の肉を食べさせて襲わせることが男の気を引くためって、そういう発想もひねくれていますが、それを「見え見えの手」と言い切るのもどうかと思うよ(´д`;)。そういうおかしな女しか周りにいなかったってこと?
 ……うーん、こんなこと始終されてばかりいたら、ヒーローが常識から逸脱するのも無理ない気もしますが……けど、視点を変えて見れば、そういう変な男に目をつけられて、かわいそうなヒロインの話、とも言える。嫉妬にかられた勢いで「お前はクビだ!」とか、人間的にどうよ?(´ω`;) 泊めた兄弟同然のいとこを見た瞬間、殴り倒すとか。いとこも気の毒だ。彼女自身はほんとまったく、いたって普通の女性なのに。少し孤独で、男慣れしていないだけです。
 年の差(16歳)をしきりに気にしていたり、かなり長い間彼女にだまされているのではないかと疑っていたり(自分の正体だって内緒にしてたくせにね)──と、とにかくしちめんどくさいヒーローです。その分、いとこの出現を誤解してショックのあまり、どうしょうもない暴言を吐きまくり。怒ったヒロインは誤解させたままにしておきます。いつもなら「何できちんと話さないんだ」と思うんだけど、これでは「こんな奴、ほっとけ(-"-;)」としか思わなかったから、ヒロインの判断は正しい。
 それでもちゃんと謝らない──謝れない、すんごく後悔しててもどうやって謝ったらいいのかもわからないのがダイアナヒーロー(^^;)。いやあ、腹立った腹立った。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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