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2011 · 04 · 24 (Sun) 16:41

●『謀反人の娘』ジリアン・ハート

●『謀反人の娘』ジリアン・ハート(ハーレクイン文庫)
 1280年、イングランド。父の国王に対する謀反が発覚し、男爵令嬢エリンは父とともに捕らえられた。何も知らなかったエリンへの国王の裁決は、直属の騎士であるマルコムの妻になれというものだった。男爵領を与えられたマルコムは彼女を連れて城へ戻ろうとするが、謀反の根が絶えたわけではなかった。("Malcolm's Honor" by Jillian Hart,2000)

 うーむ、読むのに時間がかかった……。
 何だか雰囲気がギスギスしていました。ヒロインのキャラが、勝ち気な上に懐疑心が強く、本当に信用できる人でないと徹底的に攻撃するというタイプ。剣も並の男より使えたり、薬草の知識もあったりするので、けっこう上から目線です。
 冒頭から少したったところで、ヒロインがヒーローたちに弱い毒を盛って逃げるというシーンがあるんだけど、ちょっとこれで引いてしまった私(´ω`;)。そりゃ父親の共犯と思われたら処刑もありだから怖かっただろうし、一人の人間の行動としては無理ないとは思いますよ。でも、ロマンス小説のヒロインの行動としてどうなんだろうか。
 私は「心の狭い感想」をモットーとするレビュアーですから(^^;)、ヒーローらしからぬ男を許さないように、ヒロインらしからぬ女の子にも厳しいですよ。まあでも、言い換えてみれば、ヒーローが彼女のはかりごとを見抜けなかった、とも言えるわけだよね。彼もちょいと抜けてますな(´-ω-`)。
 ヒロインの懐疑心も強いけど、ヒーローもなかなか人を信用できない男だったので、ギスギスがダブル(´д`;)。後半、ヒロインはだいぶ改善しますが、それでもせいぜいツンデレくらいな感じで。話の枕には、必ず憎まれ口ですよ。
 ずーっと人を疑ってばかりの話って、読んでて少し疲れる……。ヒーローも「安らぎたい……orz」と思ってたけど、それはこっちのセリフです。
(★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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