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2011 · 05 · 11 (Wed) 21:26

▼『愛は砂漠の水のように』ジェイン・アン・クレンツ

▼『愛は砂漠の水のように』ジェイン・アン・クレンツ(MIRA文庫)
 パワースポットとして注目を集めるアリゾナ州アヴァロン。アート・コンサルタントのアレクサは、新しくオープンする高級リゾートホテルのアートコレクションを手がけていた。そのホテルのオーナーは、12年前、アレクサの義父に殺人の疑いをかけた男、トラスクだった。("Eye Of The Beholder" by Jayne Ann Krenz,1999)

 あらすじ、けっこう簡単にまとめてしまいました。でも、冒頭の部分は要約しても長い。特に「ディメンション・インスティテュート」という何? 自己啓発セミナーみたいな団体の名前自体も長い。読み終わるまでも長かった……orz
 ヒーローがヒロイン義父を疑ったのは、自分の父の事故死についてなので、彼が12年後に街へ戻ってきて、その真相を探るというのは理にかなっていますが、ヒロインがそれに首を突っ込むというのはどうだろう? 家族に疑いがかかっているというのは確かに理由にはなるけど、それは単なるお膳立てに過ぎないように見えるんだよね。彼女の行動は、柔らかい言い方ならば「好奇心にかられて」、辛辣に言うなら「出しゃばり」というところでしょうか。
 こういうヒロインはジェイン・アン・クレンツ作品ではあまり珍しいことではないんだけど、問題なのは事件自体に関心を持てなくなって、
「犯人が誰でもいいや(´д`;)」
 という気分になってしまうということ。もちろんヒロインのせいだけじゃないんだけどね……。スピリチュアルな団体が出てきた時点で充分うさんくさいし。こういうのもいかにもクレンツっぽいんですが、ヒロインの過去のスキャンダルも同時に払拭しようとしていて、いろいろ詰め込みすぎてる。結果、サスペンスもロマンスものめりこめないまま、終わっちゃった……。
 サスペンス部分はない方がいいんじゃないか──って、最近ロマサス系作家の作品を読むたび言っている気が……(´∀`;)。この部分で満足行く人は、今んとこカレン・ローズだけだしな(´・ω・`)。
(★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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