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▲『闇を照らす恋人』J・R・ウォード

▲『闇を照らす恋人』J・R・ウォード(二見文庫)
 元刑事のブッチが〈黒き剣兄弟団(ブラック・ダガー・ブラザーフッド)〉と生活をともにするようになって九ヶ月。ただの人間である自分の立場に焦りを感じていた。ヴァンパイアの貴族であるマリッサへの想いもどうにもできないままだ。そんなある夜、襲われたヴァンパイアを助けようとした彼は、“殲滅者(レッサー)”に囚われ、おぞましい実験台にされてしまう。("Love Revealed" by J. R. Ward,2007)
・〈黒き剣兄弟団(ブラック・ダガー・ブラザーフッド)〉シリーズ第4作



 もう設定の細かい説明は省きます。この作品だけ読んでももう、かなり「?」な部分が多くなってしまっているのではないか。話が全部つながってるからね。第1作のネタバレもあるし。
 面白かったけど、読み終わった時に最初に感じたのは、

「ブリッジ?(´ω`)」

 3作目までの物語から、これ以降の変化を──新章の始まりを予感させる物語です。いやー、相変わらず読ませますな。
 はっきり言って、ロマンスの部分はどうでもよかったり。二人とも何だか高校生のようだったな……。でも、ヒロインの印象(貴族のお姫さま)はあまり変わらなかったけど、ヒーローはとても好きになりました。彼の設定はかなり面白いです。ヴァンパイア絶滅を目論む〈オメガ〉にされたいや~なことから始まり、

「えーっΣ(゚Д゚;)!」
「工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」
「ぎゃあああっヽ(;`Д´)ノ」
「やめろぉっ!ヽ(´Д`;)ノ」
「ええー……(゚Д゚)」


 様々な意味も含めて、こんな目にばっかりあっています……orz いろいろなことが頭を去来したよ(某魔法少女とか仮面ライダーとかスター・ウォーズとか)。都合のいい展開もあるんだけど、ラスト近くにいろいろとわかったことから、「ま、まあ、許してやらないこともない(-_-;)」と思えたし。
 だから、ロマンスというより、このシリーズの物語がこれからどこへ進んでいくのか、という指標の作品になっているんじゃないかと。
 ロマンスを霞ませたのはそれだけじゃない。というか、こっちの方がメインだろ、というくらい濃かったよ、ヒーローとヴィシャスの話(´∀`;)。
 私はBL属性はほとんどないのですが(昔読んでいた時期もありますが)、男同士の熱い友情話はけっこう好物なのよね……。このシリーズがそういう物語でもあるというのはうれしいことですが、匂わせるだけかと思ったら──という(´ω`;)。けっこう驚きました。人によってはこれも地雷なのかなあ。ロマンスだから、Vの切ない片想いですけどね。でもヒロインに思い入れないから、
「こっちにしちゃえば?(´∀`;)」
 とヒーローの背中を押しそうになりました。だってV、いい奴なんだもん(;_;)。どうしてこう、このシリーズにはかわいそうな当て馬が出てくるんだろうか……。考えてみれば、ブッチは第1作の当て馬だったんだよね(それをいうならマリッサもか)。ということは、いつかVも幸せになれるのか。
 フュアリーとVとジョンがヒーローになるまでは読み続けなくてはっ(;`ω´)。とりあえず、ジョンは第8作目だそうです。先長いな……orz
(★★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : パラノーマル 二見文庫 ★★★★ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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