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2009 · 02 · 08 (Sun) 16:15

◆『同窓生』サンドラ・ブラウン

◆『同窓生』サンドラ・ブラウン(MIRA文庫)
 高校卒業後、初めての同窓会の夜、ダニーはかけおちまでしたかつての恋人ローガンに再会する。彼からの侮蔑のまなざしに傷つきながらも、ある重要な理由のため、彼と話さなければならない──。

 同窓会での再会、という定番な設定ながら、「青春時代をもう一度」という甘酸っぱい展開にはならず。なぜなら、彼らがあまりにもかけおち時に引き裂かれたことをひきずっており、ヒロインの10年間が重たすぎるから。
 ストーリーを最後まで文章で説明してみると、多分「すごくいい話」ってなると思うし、実際そうなんだけど、HOTシーンと二人の──特にヒロインの葛藤がちぐはぐに見えるのはなぜだろう。その自制のなさを「抑えていた情熱のほとばしりが!」みたいな生温かい目で見守れず、つい「いい大人なのに」と思ってしまうのはなぜ?(^^;)
 まあ、ヒーローはね、成長もしているし、一途さやメロメロ感があふれていていいと思う。問題はヒロインだな、10年間の経験が成長よりも頑なさを与えて、恋愛に関する部分は子供のままって感じ? けど、「大人」として描かれているから、ちぐはぐに見えたんじゃないかなあ。本当に「大人」だったら、ちゃんとヒーローに過去を話すことだってできたんじゃないかって思うんだよねえ。あ、「いい大人なのに」と思ったのは正しかったってことか(^^;)。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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