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2011 · 07 · 16 (Sat) 09:17

●『花嫁の憂鬱』ヘレン・ディクソン

●『花嫁の憂鬱』ヘレン・ディクソン(ハーレクイン)
 イギリスで生まれ育った令嬢クリスティーナは、おてんばで気性の激しい生き生きとした少女。このまま愛する両親と兄に囲まれた楽しい毎日を過ごすと思っていたのに、マックスというイタリア人男性が現れてから一変する。実は養女であることも、イタリアに戻りマルケージ伯爵の花嫁になることも知らなかったクリスティーナは、伯爵本人であるマックスに強く反発する。("Scandalous Secret, Defiant Bride" by Helen Dickson, 2008)

 ちょっと読むのに時間がかかりました。ひっかかったのはヒロインの性格。
 最初の方は本当にお子ちゃまだった。出生の秘密や両親へのショックが突然でとても受け入れられないというのはよくわかるけど、どうもそれに対する言動や行動にしっくりこないというか、感情的にギャンギャンわめいているだけ、みたいに見えちゃって。
 なので、半分読むまでに時間がかかりました。イタリアへお嫁に行ってからはだいぶ落ち着いてきたんだけど、今度はヒーローが気になってきた(^^;)。なんかはっきりしない男でねー。頭から抑えつけて言うこと聞く妻だと思ってもいないくせに、そうしちゃうのはなぜ? 結局、似た者同士ってことなのかな? 冒頭に描かれる彼が10歳、彼女が赤ん坊の時のエピソードを、ヒロインにちゃんと話さないのはどうして? 何だかそれが不自然に思えたけどなあ。
 ロマンスというより、どっちが主導権を握るかというお話のようでした。後半はけっこうよかったんだけど、ケンカばっかりしてたのにはちとうんざり……。二人とも、もっと丁寧に自分の気持ちを話したらいいのに──って、それもまたロマンスではあるんだけど(´∀`;)。
(★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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