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2011 · 07 · 18 (Mon) 20:40

◆『過去からの誘惑者』キャロル・モーティマー

◆『過去からの誘惑者』キャロル・モーティマー(ハーレクイン)
 ケータリングサービスを営むジェーンは、あるパーティーで仕事中、ガブリエルに出会った。三年前に私の人生を奪った男。以来、ジェーンは名前や髪の色を変え、別人として生きてきたのに……。その上、彼はジェーンに気づかないまま、何度も誘おうとする。断っても断っても。("A Yuletide Seduction" by Carole Mortimer, 1999)

『ハーレクイン・プレゼンツ 作家シリーズ別冊 奇跡を届けて』の一編。
 のっけからですが、ヒーロー、ストーカーです(´∀`;)。私が特別に集めている二本柱の一つ、ストーカー系の作品。(あんまり集まってないけど(^^;))
 ヒロイン、とてもヒーローを恐れています。それは、ヒーローの妻を事故に巻き込んで殺した男の妻だから。その時に旦那は死んでしまっているので、妻である自分が当然、

「絶対に恨まれてる!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

 と思っている。正体がバレないように、誘いをことごとく断るのですが、ヒーローはとにかくしつこい。いつの間にか住所やスケジュールを知られ、花を贈られたり、待ちぶせをされたり、彼女が留守のすきに実家にまで押しかけられる。
 もちろん、ちゃんとした理由はありますが。ロマンスなので、ストーキングの理由が恨みであるはずもありません。
 ヒーローのセリフで、なかなかすてきだな、と思ったものを一つ。

「まっすぐに君を見ることもできないくせに、君しか見えなくなる」

 ……あれ? すてきだけど──ストーカーが言ったと考えると別の意味にも取れて、ちょっと怖いと今思った(^^;)。
 まあ、ストーカーというより、とにかく振り向いてもらいたい一心で、がむしゃらに迫っていた、という感じにも取れるけど。ヒーロー自身の本心を最初から明かすというのも、なかなか難しそうな状況でありましたしね。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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