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2011 · 07 · 26 (Tue) 09:30

◆『愛は砂の城』キャロル・モーティマー

◆『愛は砂の城』キャロル・モーティマー(ハーレクイン)
 プロデューサーの夫と離婚した女優のカイロは、南仏の別荘で姪とともにつかの間の休息を楽しんでいた。そこへ現れたのは、八年前に別れた恋人レイフ。俳優兼映画監督である彼は、カンヌ映画祭へ出席するためにやってきたのだ。("Bedded For The Spaniard's Pleasure" by Carole Mortimer, 2009)

 タイトルの昼メロ臭に惹かれて、つい読んでしまいました。
 ヒーローとヒロインが別れたのは、ヒーローの浮気のせい──とヒロインは思い込んでいます。よくあることですが、それは横恋慕した女が仕組んだこと。はたちのウブな女の子だったヒロインは、まんまとだまされて、一方的に別れを切り出し、結婚まで考えていたヒーロー( ゚д゚)ポカーンという状況。そのあと、彼女は衝動的に結婚してしまいますが、失敗に終わる。
 ウブならウブらしく、泣いて事情ぶちまけてぶん殴るくらいすりゃいいのに。傷つくことが怖いとかプライドが邪魔してツンと黙ったまま。傷つくよりも真実を知らないことの方が気になる私は、「聞いたって死にゃしないよ(`ω´)」とつい思ってしまいます。
 八年ぶりに会ってヒーローはドキドキなのですが、ヒロインは言葉尻に必ず、

「(浮気したくせに)」

 とつけて会話するもんだから、基本喧嘩腰です。カッコの中身がわからない彼でも、「どうも自分への悪口らしい」というのは察せられるので、当然会話はギスギスしてくる。
 ある程度の言い争いはスパイスになりますが、ずーっとこの調子というのは、あんまり好きじゃあないのよね(´・ω・`)……。たとえ、のちのち誤解が解けるとわかっててもさ。
 お話自体はけっこう好きなんだけどなあ。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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