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◆『気高き愛人』ジャクリーン・バード

◆『気高き愛人』ジャクリーン・バード(ハーレクイン)
 博物館で研究員をしているサリーの最大の悩みは、病気の母のこと。余命いくばくもない母のため、不実な父親を今日こそ見舞いに連れていかなければ。そう決心して父の会社へおもむくと、そこを買収したばかりの実業家ザックに出会う。彼はサリーを誘惑しようとするが、他のことにかまっていられない彼女はすげなく突っぱねる。("Untamed Italian, Blackmailed Innocent" by Jacqueline Baird, 2010)



 毅然としたヒロインがすてきな作品です。
 彼女は愛人作りまくり、ついでに会社の金横領しまくりの父のことを心底軽蔑しています(ほんとボロクソ言ってます)が、母親がそんな男でも愛しているし、少しでも余計なストレスをかけたくなくて、ヒーローからの「父親を刑事告訴しないかわりに愛人になれ」というお決まりの申し出を受けます。
 一番よかったのは、たとえ自分が傷ついても、
「あんたのやったことは卑劣以外の何物でもない」
 とヒーローに言ってやったことです(他の解決策を彼女が提案しても無視しやがるんだよね)。愛しているからってうやむやにしちゃうヒロインが多い中、この言い様は爽快ですよ。
 後半、ヒーローがひどく後悔してヒロインに会いに来ますが、なかなか信用してもらえない。ここもよかった。いつもいつも「なぜその程度で許す!?ヽ(`Д´)ノ」と思っていたから、この徹底した態度は素晴らしい。「愛している、結婚したい」って言っても疑ってるからね。ヒーロー、(´・ω・`)ショボーンですよ。
 でも、そこまで突っぱねるとこういうセリフが出てくるわけです。

「愛してくれとは言わない。ただ、きみを愛することをぼくに許してくれ」

 考えてみれば、ハーレのヒロインはよく、「彼が愛してくれなくても、そばにいたい」と思って結婚したり愛人になったりしますが、(あとから「実はそうだった」というのを含めても)ヒーローはあんまりそういう切ない決心はしないよね……。
 元々切ないものに弱いから、レアものには過剰に反応しますよ。「男の切なさ」、大歓迎!ヽ(゚∀゚)ノ
 これでラストにヒーローがヒロイン父をボコボコにするシーンでもあれば、もっと評価は上がったであろう。(え?
(★★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★★

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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