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2011 · 08 · 08 (Mon) 16:33

◆『悪魔のようなあなた』シャーロット・ラム

◆『悪魔のようなあなた』シャーロット・ラム(ハーレクイン)
 イギリスの閑静な田舎町で不動産業を営むクレアは、ハリウッドの映画監督デンジル・ブラックを初めて会った時から危険な男だと思っていた。彼は、この町で映画を撮るため、立派だが古くて廃墟同然の屋敷を買いたいと申し出る。婚約者と遠距離恋愛中の妹が彼に夢中なようで、クレアは気が気でない。以前にも彼とつきあってボロボロになった女性がいたと言うが──。("Vampire Lover" by Charlotte Lamb, 1994)

 邦題も原題もすごいです。悪魔ヴァンパイアだよ。読み終わると、そんな扱いをされたヒーローが気の毒に思えてくる(^^;)。
 ヒロインは、友だちの弁護士と妹が彼に夢中になり、やつれてボロボロになっていくのを見ています。それとはまた別に、新聞で主演女優が入院したのを知る。麻薬のせいと書いてあるけど、「ほんとかよ(-ω-;)」と疑心暗鬼。吸血鬼のように女の愛をすするだけすすって捨ててるだけじゃないのか、と考えてしまう。
 そんな男に妹の幸せを邪魔されてたまるものか! と思ったヒロイン、ヒーローに睡眠薬を飲ませ、手錠かけたり縛り上げたりして、妹に嘘電話をかけさせ、あきらめさせる。
 そ、そこまでしなくても(´д`;)──と正直思いましたが。たとえ家族のことだとしても、妹は成人しているし社会人なんだから。しかし、ヒロインはもうヒーローのことを魔性の男だと決めつけているので、「これくらいしたってかまやしないわ(゚Д゚)!」状態。
 しかしヒーローの実体は、ただの「天然タラシ」なのであった。聞き上手な上、映画作りの参考に女性の話をよりよく聞くようにしているため、誤解されやすいだけの人。モテるように見えて、本当に好きな人には振り向かれない人。つまり、ヒロインを口説こうとしていたのに、何ヶ月も相手にされていなかった人(´∀`;)。
 悪魔とか吸血鬼とか、さんざんな言われようだな、ヒーロー。ちょいと尊大なところはあるけど、特にひどいことをするわけじゃないし、むしろ優しい人だったんだけど──横暴なヒロインに振り回されて、大変だったね(^^;)。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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