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2008 · 12 · 04 (Thu) 05:07

●『青き騎士との誓い』アイリス・ジョハンセン

●『青き騎士との誓い』アイリス・ジョハンセン(二見文庫)
 追われる孤高の騎士ウェアに助けられた奴隷の刺繍職人ティーア。彼女が彼のために作った幟が、思いもよらない争いを引き起こしていく。("Lion's Bride" by Iris Johansen, 1996)

 ヒロインがツンデレでした。よくネットでツンデレ女子のセリフとして使われている、

「べっ、別にあんたのこと心配したわけじゃないんだからねッ!」

 みたいなのが本当にあって、何だかおかしかった。(ちなみに妹も輪をかけたツンデレ属性)
 アイリス・ジョハンセンのヒストリカルのヒロインは、とても頑固で意志も自立心も強いのですが、この作品のヒロインはその中でもとびきりかも。融通がきかないというか何というか……好き嫌いが分かれそうな女です。私は少しイラッと来たくらいで、まあ平気でしたけど。
 反対にヒーローはとても不器用な男。こういう人って大好きだけど、ヒロインがあんまりにもツンツンしているので、途中かわいそうになってきた。優しくもできないし、彼も頑なだから、彼女へ一途さが伝わらなくてね。ヒロインも気づかないようにしてたんだけど、ちょっとじれったかったかなあ。
(★★★)
[Tag] * ヒストリカル * 二見文庫 * ★★★

最終更新日 : -0001-11-30

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