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2011 · 08 · 31 (Wed) 07:20

■『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』

『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』"Cinderella Liberty" 1973(DVD)
 米海軍の甲板長ジョン・バッグスは、寄港した町での休暇の間に、酒場の女マギーと知り合う。ビリヤードとたまに水兵を相手にして稼ぐ彼女と、父親の知れない息子に対し、バッグスは何くれと面倒を見るようになるが──。(監督:マーク・ライデル 出演:ジェームズ・カーン、マーシャ・メイソン、イーライ・ウォラック他)

 別に狙ったわけでもないのに、前記事に続けてタイトルに「シンデレラ」──。こういう偶然って、なぜかよくある。
 それはさておき──これは私にとってとてもなつかしい映画です。確か中学生くらいの頃、テレビで見た。深夜映画は、受験勉強の息抜き──というのはただの言い訳(^^;)。深夜にやるちょっと地味めな映画の面白さに目覚めたばかりの私は、親の目を盗んで片っ端から見ていたのでした。その中に、これがあった。やっとDVD化された。30年強ぶり……orz
 タイトル(海軍の俗語で夜12時に終了する外出時間のこと。当時は副題なし)とポール・ウィリアムズの主題歌の美しさもあって、ずっと心に残っていたのでした。音楽はジョン・ウィリアムズ。これもよく憶えていた。『スター・ウォーズ』全盛期だったけど、私は彼のこういうしっとりした映画のサントラも好きです。見終わってから、iTunes Storeで探しちゃったよ。せめて主題歌だけでも欲しかったけど、見つからなかったなあ(´・ω・`)。
 不器用だけど優しく誠実な水兵と、娼婦の恋愛もの──という記憶は間違っていなかったけど、今回見てわかったのは、実はメインは彼女の息子ダグ(黒人との混血。この子がなかなかいい)と主人公バッグスの交流であったということ。
 どうして知り合ったばかりの母子にそんなによくしてあげるのかと問われて、彼は言う。

「いい気分になるんだ」

 バッグスの孤独が、このひと言に滲み出る。普段、こういう気持ちになることなかったのね……。
 そんなささやかな幸せを夢見る三人だけど、不運が次々と襲う。ここらはちょっと痛かった(´;ω;`)。ファンタジーでない恋愛や生活は、やはりつらいことも多くて、くじけてしまうマギーの気持ちもわかる。
 ラストはちと「工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」と声を上げてしまったりして。どうなんすか、あれは。バレないの?(^^;) 今は無理ではないのか。
 それもさておき(´∀`;)──明確なハッピーエンドとはいえないけど、一応恋愛ものなのでロマンス映画にしときます。ラストシーンからが始まり、というのが現実的だけど、希望あるラストではある。
 当時ジェームズ・カーンが好きだったから見たんだったなあ、と思い出したけど、今回はマーシャ・メイソンの色っぽさに目を惹かれた。若くも美人でもないけど、崩れた色気というかね……とても魅力的だったよ。

【9/24追記】
 この記事を書いた時はレンタルで見たのですが、結局DVDを買ってしまいました。おまけにサントラCDも!(´д`;)
 ポール・ウィリアムズの主題歌は"Nice To Be Around"(これが多分「いい気分になるんだ」の原文だと思う)といいまして、いろいろな人にカバーされています(何曲かiTunes Storeで買った)。本人もセルフカバーしてるんだけど、でもっ、どーーーっしてもオリジナルのが聞きたくて、サントラを探し出しました。このシーンにかかるのがいいんだよねえ。
(★★★★)
[Tag] * ★★★★ * ロマンス映画

最終更新日 : 2017-07-23

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