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2011 · 09 · 03 (Sat) 14:45

◆『ジュエリーボックスに愛をこめて』ココ・セシル

◆『ジュエリーボックスに愛をこめて』ココ・セシル(宙出版)
 シャーリーは、友人を迎えに行った空港でひったくりに遭う。自分の初めてデザインしたバッグが! 決して離そうとしない彼女を助けた男性は「自分の命よりバッグの方が大事なのか」と言い放つ。もう二度と会わないと思ったその男性は、ジュエリー界の貴公子と言われるラルフ・クライン。彼は数日後、シャーリーの店“ベルズ”へやってくる。美しい連れの女性へのバッグをオーダーし、その上間近に迫ったベルズ・コレクションのショーへのコラボを持ちかけてきた。("The Jewelry Box Filled With Love" by Coco Cecil, 2011)

『ハーモニィRomance』10月号の付録です。同タイトルのコミック(画・英洋子)が巻頭に掲載されています。読んだ小説のコミックを読むのが大好きな私は、原作を先に読みました。
 バッグデザイナーのヒロインと宝飾店オーナーのヒーローのお話ですが、華やかさよりも堅実さや職人気質が漂う……。日本人に合いそうな雰囲気です。
 ヒーロー妹を恋人だと思い込み、「二股かけようとしてる(´・ω・`)」と思うヒロイン。誤解を知らない口説く気まんまんのヒーローが「なんか冷たい……(´;ω;`)」と思うベタな展開も、かなり少女マンガっぽいです。ヒロインが怒るのではなく、悲しむ方へ行ってしまうのも、かなり日本的。日本人が書いたのではないか、と思うほど(´∀`;)。
 ヒーローは強引だけど傲慢ではなく、最初からヒロインへの愛を自覚しています。その点は安心して読めるけど、誤解が解けるタイミングがクライマックス前になっていたのは、どうなんでしょうか? コミックではそのクライマックスの華やかなショーが絵的に盛り上がりましたが、小説だとやや地味に感じました。ヒーローのライバル(恋、店ともども)が、もっと話に絡んでくるかと思ったけど、華麗にスルーだったので「アレレ?」と思ったり。
 でも、原作とコミックが両方楽しめて、何だかお得な気分になりました。今後もこのような付録の時はぜひ買いたいです。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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