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2011 · 09 · 04 (Sun) 13:57

◆『ユニコーンの約束』サラ・クレイヴン

◆『ユニコーンの約束』サラ・クレイヴン(ハーレクイン文庫)
 義父の親戚のアンジェロは、幼いソフィーに約束をした。「命に引き換えてもいいと思えるほどの願い事ができたとき、これを持って僕のもとにおいで」──そして9年後、18歳になったソフィーはガラスのユニコーンを持って、アンジェロが頭取を務める銀行へやってくる。("Promise Of The Unicorn" by Sara Craven, 1985)

 今月の文庫の新刊です。
 ヒロインの願いは、恋人のために自分が相続した祖父の財産を用立ててあげること。21歳になったら自由に使えるのですが、今の段階では両親が認めた結婚をしていなければいけない。だから、ヒーローに両親を説得してほしい、というお願いをしに来るのです。
 とはいえ、その恋人はどう見てもろくでなし(´ω`;)。誰もがわかることなのに、ヒロインはわからない。というより、認めない。周りがやいやい言うほどムキになるタイプ。
 ヒーローが彼女の願いを聞き入れ、いろいろと手助け(画策?)していくうちに、どんどん恋人の化けの皮がはがれていくのですが、彼女は次第に「自分の選択が間違っていた」と認められないプライドに囚われていきます。
 若いというか、ほぼお子ちゃまなので仕方ないとはいえ、この頑なさ、気の強さは痛い。本人だけがむりやり軌道修正しようとして空回り、という痛さですよ。周りの生温かい視線にも気づかない。おばちゃん、シャアみたいなこと言いたくなったよ(´∀`;)。
 ヒーローも負けず劣らず尊大な男なのですが、読んでいるうちに気の毒になってくる。でも、自分の気持ちに気づいた時にはすれ違いというヒロインが苦しむ後半はよかった。
 扱いにくい女を我慢強く面倒見てくれる男なんだから、少しは報われないとね。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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