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2011 · 09 · 17 (Sat) 21:44

◆『ちぎれたハート』ダイアナ・パーマー

◆『ちぎれたハート』ダイアナ・パーマー(ハーレクイン)
 看護師のノリーンは、二年前から心臓を患っている。それが発覚したのは、従姉イサドラの看病をしに行った夜。救急車を呼ぶため出た非常階段でノリーンは倒れ、肺炎をこじらせたイサドラを救うことができなかった。彼女の夫で心臓外科医のラモンは今でもそのことを許さず、あの夜のことを聞こうともしない。もちろん、ノリーンの心臓のことも──。("The Patient Nurse" by Diana Palmer, 1997)

 ダイアナ・パーマーの有名な人気作品。再読です。
 以前読んだ時は、孤独なヒロインがかわいそうでかわいそうで、もうボロ泣きだったのですが、今回はうっかり外出用に選んでしまい、外で読む時は泣きそうになったらちょっと休む、というような読み方をしていました(^^;)。すぐにまぶたが腫れてしまうのよね……。
 そのせいか、前回は「態度をあっさり豹変させすぎ(゚Д゚)ゴルァ!!」と思ったヒロインの伯父夫妻(死んだ従姉の両親)に対して、割と冷静に受け止めることができました。この二人も、もちろんヒーローも猛省しています。
 ヒロインは看護師としてハードに仕事をこなし、心臓手術のお金を貯めている。伯父夫妻もヒーローも事情を知らないから、二年前からヒロインが従姉を置き去りにしたと罵詈雑言。いくら話をしようとしても相手にされないので、彼女もすっかりあきらめ、心臓が治ったら、外国の医療に恵まれない地域に一人で行って働こう、と思っている。
 この彼女の孤独感が切なくてたまらん……(T_T)。両親を失って伯父夫妻にひきとられてもメイドがわりに扱われ、ヒーローからは意地悪ばかりを言われ……。
 彼は結婚前にヒロインに初めて会って、惹かれるんだけど、その時つきあっていたイサベラと結婚してしまう。しかし、すぐに破綻。カトリックだから離婚もできず、仮面夫婦を続けていたのです。結局、その鬱憤をヒロインにぶつけていたわけだよね……。まあ、気持ちのまま優しくしてたら、あっという間にもっとドロドロややこしくなったと思うけど、どこも悪くないヒロインは気の毒です。
 猛省したヒーローがヒロインを甘やかしまくる後半は読み応えありです。
 でも、冷静になって読むと、結婚式からハネムーンに至る最後のところがちと長い。ここらで終わらせたら、というところで終わらせない理由も察せられるんだけど、ちょっともったいないと思いました。
 それでもやっぱり、面白いけどね。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







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こんにちは

お久しぶりです。
ダイアナ大好きの私ですが、これはその中でもかなりのお気に入りの一冊。
まぁ、ほとんど全部お気に入りなんですけど(^_^;)
図書館で何度も借りて再読してましたが、いつでも再読できるようにとうとう購入しちゃいました(#^.^#)
ヒロインの孤独感がなんとも言えず切ないですよねぇ。
2011-10-02-12:29

れさぽん URL [ 返信 ]

私も!

 れさぽんさま
 コメントありがとうございます(^^)。
 私もこれはお気に入りです。今日記事を書いた『宿命のパートナー』も面白かったです。
 まだ感想書いていないダイアナ作品たくさんあるんですが、ちまちま再読していこうと思ってますよ~。
2011-10-02-19:34

三原白 http://miharashiro.blog5.fc2.com/URL [ 返信 * 編集 ]

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2013-06-01-16:28

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ありがとうございます

 コメントありがとうございます。お返事遅くなってすみません。
 私もダイアナの中ではこれかなり好きなんですが、けっこう腹を立てる人もいるらしい──ので、ご感想とてもうれしいです。
 ランダムハウスのダイアナは感想を書いていないものが数冊あります。いつか再読いたしますよ!
2013-06-05-14:12

三原白 http://miharashiro.blog5.fc2.com/URL [ 返信 * 編集 ]