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2011 · 10 · 02 (Sun) 13:30

◆『宿命のパートナー』ダイアナ・パーマー

◆『宿命のパートナー』ダイアナ・パーマー(ハーレクイン文庫)
 高校教師のバリーは、母の再婚によってできた義兄のドーソンをずっと愛していたが、五年前に彼の子供を流産してからは連絡を絶っていた。そんなある日、ドーソンが突然彼女の前に姿を現した。「婚約者のふりをしてほしい」と言う彼の真意がわからないバリーだったが──。("Man Of Ice" by Diana Palmer,1996)

 今月の文庫新刊です。『いくつものジェラシー』の関連作。
 ヒーロー──ヒロインとえっちするたび、いちいち大騒ぎしすぎ(´∀`;)。
 最初は、例によってふしだらと決めつけていたヒロインのヴァージンをレイプ同然に奪ってしまい、動転しすぎて暴言吐きまくり。そのせいでヒロインはセックス恐怖症になり、本人は何と不能になってしまう(゚Д゚)!(不能というか、女性恐怖症というか)
 再会したあと、ちゃんと機能も戻ってヤレヤレと思ったら、

「俺のイッた顔見たな( ;Д;)!」

 と怒ってわめきたてる。自分の「弱点」に関する驚きの告白をしたり、結婚したあとも初夜に逃げ出したり、酔っぱらって変な電話をかけてきたり──とにかく、行動が珍奇すぎる(^^;)。
 彼は、実母と継母(ヒロイン実母)の影響により、幼い頃から女の言いなりにならないと頑なに決めちゃったんだよね。それもプライドが許さないというレベルを越えていて、本当に恐怖している。だから自分の自制心を奪うヒロインのことを怪物(´д`;)であるかのように恐れ、逃げ出したり暴言吐いたりして傷つけるんだけど、所詮は勝てない。ヒロインが家出すると、やっぱり追いかけるし。
『いくつものジェラシー』を読んだ時は、

「もしかして、この人の小説っていうのは、こういうどうしようもない男を救うためにつかわされた天使の物語なのかもしれない」

 と思ったものですが、ここまで来ると、

「変な男に惚れられた(惚れた)気の毒な女性の話」

 と言った方がいいかも。基本的に変態変わった性癖の持ち主だから隠している、あるいは気づかないので、他人にはいい人に見えるのか?
 うーん……ダイアナのヒーローは、大なり小なりこんなふうではあるよね。プライドの高さも含めて。
 はなっからヘタレなのに、「ヘタレじゃないもん!ヽ(`Д´)ノ」と言い続ける男の珍騒動(^^;)。
 ということで、ドーソンくんは「私はヘタレです」と百回ノートに書いて提出。反論は認めません。評価はその変さにオマケしてあげます。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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