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2011 · 11 · 04 (Fri) 16:45

◆『無垢な同居人』サラ・クレイヴン

◆『無垢な同居人』サラ・クレイヴン(ハーレクイン)
 作家志望のタリーは、知り合いから豪華なフラットの留守番を頼まれ、執筆に専念していると、ある夜、見知らぬ男がフラットに入り込んでくる。しかし、彼──マークこそがそこの本当の所有者だった。行き場のないタリーは途方に暮れるが……。("One Night With His Virgin Mistress" by Sara Craven, 2008)

 ヒロインは田舎の高校を出たばかりで、ちょっと出だしを書いてみた小説がひょんにことから出版エージェントの目に止まり、ロンドンで取材を兼ねて働きながら暮らしている女の子。お金も多少貯まったので、留守番しながらゆっくり執筆しよう、と思っていたところに、ヒーローと出くわします。
 適当なことを言ってヒロインを住まわせていたのはヒーローの異母弟なんですが、愛人と間違われて誘惑されても真っ赤になってしまうだけのウブな子。きれいだけど純情すぎて、アホな男にだまされやすく、こっぴどい失恋をしたばかりで、「私には女としての魅力がないんだわ」と思い込んでしまう。「処女なのがいけない。捨てたい」と思い詰め、ヒーローに初めての相手になってくれるように頼む。
 ハーレでこのシチュエーションは初めて出会ったかもしれない。他にもあるんでしょうが、とりあえず私の読んだ中では。ヒロインが愛を捧げても、ヒーローは違う、というのはよくあるけど、これは逆さです。行き着く先は同じだけどね。
 後半、ヒーローの元カノ(出版社勤務)が処女喪失の次の日にヤケクソで書いた小説のあるシーンをネタに脅迫するところがムカついたわ~。ヒロイン、何も悪いところなんてないのに、彼女の愛と夢を踏みにじる行為。ヒーローを愛しているのに気づいたヒロインは、夢をあきらめて小説の出版を断念します。
 バカ! お前なんか出版社クビになれ(゚Д゚)ゴルァ!!
 編集者の風上にも置けん奴だ(-"-;)>元カノ よりにもよって、何でこんなクズ女とつきあってたのか>ヒーロー プロ意識もないし、ほぼ犯罪者じゃんかよ。
 サラ・クレイヴンの身近にいたんでしょうか、こういう人(^^;)。リアルに卑劣なんですけど。
 もちろん、ラストはちゃんとハッピーエンド(本も出る)なんですが、このシーンがくやしくって、泣いてしまったわヽ(`Д´)ノウワァァァン!!
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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