Top Page › 読書の感想 › あ行の作家 › ◆『天使たちのクリスマス』エミリー・リチャーズ

2011 · 11 · 17 (Thu) 15:29

◆『天使たちのクリスマス』エミリー・リチャーズ

◆『天使たちのクリスマス』エミリー・リチャーズ(ハーレクインSP文庫)
 児童養護施設の院長であるクロエは、つらい幼少時代を過ごしたため、世話をしている子供たちには「幸せは自分の力でつかむものだ」と現実的なことを言い続けている。期待しすぎて悲しい思いをしないように。そんなクロエを愛するイーガンは、せめてクリスマスの時くらい、その奇跡を信じてほしい、と思うのだが──。("Naughty Or Nice" by Emillie Richards, 1993)
『愛するキモチ──ハーレクイン・チャリティ短篇集』

 ハーレクインの東日本大震災チャリティアンソロジーが発売されたので、さっそく購入しました。元はクリスマス・ストーリーに収録されたものです。(さっき古本屋に行ったら、元の本があったわ……)
 この時期の発売なので、クリスマスのお話の方が先に入っています。後半のリン・グレアム作品はバレンタイン・ストーリーですね。

 ありがちなお話ですが、ヒロインの淋しい子供時代や、施設の子供たちとの会話などに泣かされます。仕事ができて優秀なヒロインですが、愛や希望に真正面からぶつかっていくのが怖い。人生に期待しないことがクセみたいになっているんだよね。そうやってしか生きてこれなかったから。
 やはりそういう人のお話は弱いです(´Д⊂グスン
 ヒーローが我慢強いところもいいね。ささいなことで喜ぶのが微笑ましい。
 短編なので少し物足りないところはありますが、現実の偶然(奇跡)とは得てしてこういうもんじゃないか、と思ったりしましたよ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント