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◆『ビンテージ・ラブ』ルーシー・ゴードン

◆『ビンテージ・ラブ』ルーシー・ゴードン(ハーレクイン文庫)
 18歳の頃、ピパはイギリスへ料理修行にやってきたルークと恋に落ちた。彼は縛られることを嫌い、四ヶ月後アメリカへ帰国することも宣言していた。彼女は彼の気持ちを汲み、引き止めることなく別れる。その後、妊娠がわかったが、ルークは金銭の援助のみで娘に会いに来ることはなかった。11年後、ピパは娘を連れて、突然彼を訪ねる。自分に残された時間は短い。二人を会わせなくては。("For His Little Girl" by Lucy Gordon, 2000)



 12月の文庫新刊です。
 ずっと読みたかった作品でした。満足満足。風邪をひいていたので、終盤は涙で鼻が崩壊し、大変苦しい思いをしましたが。orz
 ヒロインは母親も患った心臓の病気にかかり、手術の成功率五分五分という状態です。入院する前に娘とヒーローを対面させ、自分がいなくなったあと彼が娘の支えになってくれるよう、アメリカへやってくる。
 ハーレだし、ヒーローは成功して自分の番組も持っている有名シェフ(グラハム・カーしか思い浮かばない私は古い人間(´д`;)。あとはマーサ・スチュアート)なのでお金持ちですが、ひとことでいうと、
「チャラい奴」
 です(´∀`;)。本なんて料理本しか読まない。知性よりも感覚で生きている人。

「そういう複雑な問題を考えるのはやめるべきよ」

 とヒロインにさえ言われる。おバカさんというより、天然だね。悪気のない、本当に天然のヒーローというのは、ハーレではとても珍しいんじゃないかな? ヒロインに恋人がいるのでは、とこわごわたずねて、否定されたら、

「ヽ(゚∀゚)ノヤッホー!!」

 と喜んでプールに飛び込んじゃうような。
 まあ、人によっては超腹立つ男だと思うんだけど(´ω`;)。深く考えられないから、たくさんやらかしています。
 だから、あんまりかっこよく描かれていないんだよね。だって、明るくて優しくて、とてもいい人なんだけど、超ダメ男なんだもん。自分で、

「僕はつくづくだめな男だな」

 と友人に愚痴っても、否定してもらえないくらい。
 彼の母の仕打ちも爽快ですよ。

「何で今まで孫いること言わなかったんだ(゚Д゚)ゴルァ!!」

 と息子を張り飛ばす。そりゃ怒るさ(-ω-;)。
 ヒロイン、ヒーローに再会してから思いがけないことがいろいろ起こり、なかなか病気のことを言い出せない。そして、意図した形でなくバレてしまい、ケンカをして気まずいまま帰国。直後に手術となって、一応成功はしたけど予断を許さない状況。ヒーローと娘が必死に声をかけても、なかなか目を覚まさない。
 私、本当に死んじゃうんじゃないのか、と涙ボロボロ(TωT)。ルーシー・ゴードンだったらやりかねない、とか思ったんだけど、その後の展開は私の予想の斜め上を言っていた。
 とっさに、これとかこれとかのコピペを思い出してしまった。「えっ、ほんとにそれなの!?」と読み直しちゃったよ(^^;)。
「それだけはヤメテ(´Д`;)」という一心でヒロイン……orz
 すごく切ないんだけど、キャラの面白さや会話の軽さ、ヒロインのキレっぷりやヒーローのヘタレぶりなど、読み終わってみるとなんとラブコメ、という作品になっていました。ラストにあきれる人もいるかもしれないけど、あっさり「誤診です」とかよりも、私は好きだなあ。
(★★★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★★☆

いつも参考にさせて頂いています。

ありがとうございます

 みみ~様
 コメントありがとうございます。
『ビンテージ・ラブ』はとてもよかったですよ。ぜひ読んでみてくださいませ~。
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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