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2011 · 12 · 02 (Fri) 22:27

◆『ダイナマイト・レディ』ジェイン・アン・クレンツ

◆『ダイナマイト・レディ』ジェイン・アン・クレンツ(ハーレクイン)
 こんなはずではなかった──。グラント家への復讐のために、5年間トラヴィスは計画を綿密に立てていた。だが、一族の一人ジュリアーナに出会ってから、それが狂ってしまう。ジュリアーナの過剰なまでの情熱は、そこらの男では太刀打ちできない。トラヴィスこそ自分にぴったりだと喜んだ彼女は、彼にプロポーズした。("Lady's Choice" by Jayne Ann Krentz, 1989)

『ハーレクイン・リクエスト 愛と復讐の物語』の一編。今月のMIRA文庫の新刊でもあります。
 ヒーロー、猪突猛進ヒロインのプロポーズをあっさり退けますが、全然めげない。それどころか、

「あなたに一ヶ月あげるわ。正気に戻るチャンスとしてね。でもそれ以上はあげないわよ」
「その間に私を愛していることに気づいて結婚を申しこんでほしいってことよ」


 と言ってのける。

「私はあなたのために創られた女なのよ」

 ──いったいその自信はどこから来るのでしょうか(´д`;)。
 私自身がエネルギッシュでない人間なので、こういう人がとてもうらやましいと思う反面、たいていこういう人って、すぐエネルギー切れ起こす人の気持ちがさっぱりわからないのよね、と思ったり。本人の悪気のない言動に少ないHPを削られるこっちの身にもなってよ(-ω-;)、とかね……。
 まあ、それは私のリアルな愚痴というか、思い出みたいなものですが、こういう女性には、確かにヒーローのような力強さとか頭のよさとか、抜け目のなさというのを持っていて、同じくらい自信家でないと合わないでしょう。才色兼備な上に、性格も明るく、おせっかいなほど思いやりがある。全部足りてるんだもん。レベルが高すぎて男が逃げる女なんですよ、ヒロインは。
 こういうのもロマンスというか、ファンタジーなんだけど、私好みのヒロインではないのよね(´・ω・`)。「自信のない女の子が愛されて幸せになる」という物語が一番好きなもんで。きれいで賢くて超前向きで、自分で自分を思いっきり認めていて、みんなから好かれている太陽のような女性が幸せになるのは当たり前ではないですか。
 ヒーローとヒロインの気持ちが噛み合わない会話というのは楽しかったけど、古い作品のせいか、コメディにまで昇華しきれていない感じも。クレンツらしさはあったけど。あと、ヒロインの印象が強すぎて、ヒーローの影が薄いよ(^^;)。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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