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2011 · 12 · 06 (Tue) 10:10

◆『避暑地の夜に』モーガン・リー

◆『避暑地の夜に』モーガン・リー(ヴィレッジブックス)
 キップとアーデンは、十代の頃につきあっていたが、ささいなケンカから別れてしまう。アーデンは避暑地の別荘へやってくるお嬢様で、自分は地元の漁師の息子──しょせん、結ばれることはなかった、と思いながら、十年ぶりに島へやってきたアーデンの姿にキップは心が揺れる。("Spencer For…Ever" by Morgan Leigh, 2005)
・アンソロジー『キス・キス・キス 3時15分、いつものカフェで』

 特に短い作品です。そこにさらにHOTシーンを押しこむ。
 何もかも失って、別荘しか残されていないヒロインは、愛するヒーローと一緒になることだけを願って帰ってくる。最初のうち虚勢を張っていたヒーローですが、すぐに負けて、めでたしめでたし。
 ロマンス小説としてはここから肉付け、という段階だと思うのですが、なぜか、

「このヒーローくらい素直なら、みんなあんなに揉めないのに」

 と身も蓋もないことを考える私(^^;)。
 小説としては物足りなすぎるけど、人間としてはこのくらいが一番幸せと思う矛盾。矛盾?
 ……私がロマンス小説に求めているのは、「小説」なのか、「小説」じゃないのか──と考えてしまいました。
 小説としてもロマンスとしても充分に満足したい、という自分のわがままが露呈したような気がして、何だか複雑な気分……。いや、わかっていたけどね(-_-;)。
 よくわからなくなってきたので、評価はこのくらい。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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