Top Page › 読書の感想 › ゲイル・キャリガー › ▲『アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う』ゲイル・キャリガー

2011 · 12 · 18 (Sun) 22:18

▲『アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う』ゲイル・キャリガー

▲『アレクシア女史、欧羅巴(ヨーロッパ)で騎士団と遭う』ゲイル・キャリガー(ハヤカワ文庫FT)
 異界族と共存する19世紀の英国。人狼団のアルファ、マコン卿は妊娠した妻アレクシアの不貞を疑い、城から追い出した。帰るところがなくなったアレクシアは、男装のフランス人発明家ルフォーと忠実な秘書フルーテとともに、父の故郷イタリアへ旅立つ。一方ロンドンでは、マコン卿の副官ライオール教授がアレクシアの親友の吸血鬼アケルダマ卿失踪の謎を探っていた。("Blameless" by Gail Carriger, 2010)
・〈英国パラソル奇譚〉シリーズ第3作

 前作があんな終わり方だったので、発売を心待ちにしておりました。読み終わるのに時間かかったけど、面白かったです(´∀`)。
 今回、ヒーローとヒロインはずーっと離れているので、ロマンス的な絡みはほとんどないのですが、ラストの仲直りシーンはとても盛り上がります。バカップル全開でいちゃつくのが丸わかりの展開なのですが、読んでて待ち遠しい。
 わたし的には、これで充分萌えられるので、満足。離れてても熱烈に愛し合ってるってわかる方が、ただHOTシーンばっか連ねるよりもいいですよ。
 ロマンス以外では、ライオール教授とフルーテが大活躍。妻の不貞を嘆き(人狼には繁殖能力がないので)、ホルマリン(!)を飲んでぐでんぐでんに酔っぱらっているアルファに代わり、次々と起こる事件に奔走する教授と、冷静で無口だけど意外な能力を次々に発揮するフルーテ。特にフルーテは、やっと本領発揮というところかな? ヒロイン父の謎とともに、彼の素性も気になります。
 アケルダマ卿の太字は今回あまり出番がなかったので、次作に期待。ヒロイン親友アイヴィも、もっと本性が出るかしら。
 他のキャラクターたちの造形も楽しい。テンプル騎士団まで出てきちゃったよ(^^;)。
 でも何といっても、ヒロインがいいです。自分を疑う夫に怒り狂い、

「あんなうたぐり屋の脳たりんのところには戻らないわ!」

 他にも、様々な罵倒で夫を呼び続ける。お腹の中の子供も、“チビ迷惑”とあだ名で呼ぶ。
 でも、他人には礼儀正しい。紅茶のためなら、どんなものででもお湯を沸かす。武器のパラソルにはいろいろなギミックがあるけど、基本は振り回してぶん殴る。
 ああ、次作に期待が多すぎる。早く続きが読みたいです。
 それと、前作の妹は、一応伏線──だったのかな?(´ω`;)
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント