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▼『危険な涙がかわく朝』シャノン・マッケナ

▼『危険な涙がかわく朝』シャノン・マッケナ(二見文庫)
 幼い女の子レイチェルをひきとったタマラは、要塞のような隠れ家でひっそりと生活をしていた。だが、タマラを手に入れたいゲオルグ・ラクスは、諜報員のヴァルを送り込む。精悍で美しいヴァルに惹かれるタマラだが、罠であることは一目瞭然だった。一方で息子の復讐のため彼女を狙う東欧マフィアのボス、ノヴァクはゲオルグの企みを知り、ヴァルを利用しようとする。("Ultimate Weapon" by Shannon McKenna, 2008)
・〈マクラウド兄弟〉シリーズ第6作



「ウルティメイト・ウェポン」とは大きく出たな、と思いつつ、その正体は「究極のツンデレ」ということですか……(´д`;)。
 シリーズ1作目から登場して、その都度いろいろと活躍してきた(実はよく憶えていないけど(^^;))謎の女、タマラ姐さんの過去が明らかになります。
 姐さん、超美女、超強い、超賢い。
 ある意味、こういうシリーズには便利なキャラ。しかし、謎が多いだけにロマンスのヒロインにするのは難しい。
 だから、キャラ立てにこれだけのページ数を割くのは仕方ないと思いますが、本文687ページって超長い……orz それほど読みにくくはないんだけどね。
 マフィアの愛人なんかもやってた人なので、過去は想像どおり、すごくかわいそうです。本筋も張りつめた痛さと緊張感に満ちている。面白いんだけどかなりシリアスなので、読む人によっては地雷かも。
 そんな中、救いなのは三歳の女の子レイチェルのかわいらしさだけど、彼女が大活躍するわけではないので、ちょっともったいなかった。いや、これも仕方ないことなのですが。
 ヒーローもヒロインにつりあうような容姿を持っています。文句なしの美形っていうあからさまなヒーローは、久しぶりな気が。姐さんともども、若い頃から美しさを搾取され利用され、もうそれに飽き飽きしているという状態です。あー、平凡でヨカッター(棒読み)。
 さらに、育ての親を人質に取られ追いつめられて、もうなりふりかまっていられない。「いつ死んでもいい」と思っているので、感情の動きは素直ですが、姐さんよりも痛い。ヤンデレくさいですよ。姐さんはツンデレ。とにかくめちゃくちゃツンデレ。女性のツンデレキャラはあまり好みではないのですが、彼女のツンにはなかなか説得力があった。
 しかし、並んでるの見たら、同じ人間とは思えないようなカップルなんだろうなー(´・ω・`)。
 ちとしんどかったので、読み終わると、

「やったぜ──!(´Д`;)」

 という達成感が……orz
 これを読まなくてもあの人の話は読めたかも、という気持ちもチラリ──いや、わかりませんけどっ。
 あっ、それよりっ! 「あの人の話でこのシリーズも終わりかなー」と思っていたら、あとがきで驚愕の事実が! 驚愕ってほどでもありませんが……まあ、もはや「マクラウド兄弟」だけの話じゃないよってことでね……最初からわかってたけどね(^^;)。
(★★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : サスペンス/ミステリ 二見文庫 ★★★☆ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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