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2012 · 01 · 19 (Thu) 13:47

◆『愛と疑惑の協奏曲』ヘレン・ビアンチン

◆『愛と疑惑の協奏曲』ヘレン・ビアンチン(ハーレクイン)
 弁護士のリアンは上司から、ある大物依頼人の仕事を担当するよう命じられる。現れた依頼人を見て、リアンは絶句する。なぜ離婚調停中の夫タイラーがここに? 彼と幼なじみのモデルとの関係に我慢できず、ニューヨークの家を出て、せっかく故郷のメルボルンへ帰ってきたというのに。("The Disobedient Bride" by Helen Bianchin, 2005)

 ヒロインとヒーローの結婚生活が、もう少しわかればいいのになー、と思いました。
 察するに、鈍感な旦那は舅姑の嫁いびりに気づきもせず、嘘をついた幼なじみの本性も知らなかった、というところだろうか……。
 そんなふうに単純に納得もできるんだけど、幼なじみってヒロインがオーストラリアに戻ってからすぐ、脳の悪性腫瘍が見つかって、死んでしまってるんだよね。「そんなことを言う人だとは思いもしなかった」とヒーローは言ってたけど、おかしな言動はそのせいだったんじゃないか、と邪推。本文で触れられていなかったけど、それを考えると、余計にヒロインが何言われたのか気になる。
 しかし、いじめていた三人のうち二人(もう一人は舅)が亡くなるとは、都合よすぎな……。ヒーロー、一人になった母親を置いてきちゃったけど、他に兄弟とかいたのかな……。
 ヒーローは浮気をしていないので、動けるようになったらすぐにヒロインを迎えに行った、というお話です。彼は何とかヨリを戻そうとするけど、彼女はなかなか夫を信じることができない。頑固というか、幼なじみはもういないけど、他の女性の影に怯えて不安が拭えない。
 というお約束の展開。まとめ方もかなりテンプレでした。
 もう少し起伏があるといいなあ、と思いつつ、いつものビアンチンだなあ、とも。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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