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2012 · 01 · 22 (Sun) 20:59

▲『ハイランドの妖精に誓って』カレン・マリー・モニング

▲『ハイランドの妖精に誓って』カレン・マリー・モニング(ヴィレッジブックス)
 23歳のリサの日常は、絶望と疲労ばかりだった。事故により父を失い、障害を負った母の医療費を18歳の何の力もない頃から稼ぎ続けてきた。その上、母は末期ガンを患ってしまう。慰めは博物館の清掃をする夜の間に、様々な歴史の遺物をながめる時だけ。だがある晩、スコットランドから運ばれた中世のフラスクに触れたとたん、彼女は14世紀にタイムスリップしてしまう。フラスクに触れた者を殺す、と誓った戦士サーシンの元へ。("The Highlander's Touch" by Karen Marie Moning, 2000)
・〈ハイランダー〉シリーズ第3作

 事情があって、またまたシリーズものを途中から読む……orz うっかり借りてしまったので、前二作を読む余裕がなかったのでした。(読まずに返す、という選択もあったのに、それこそうっかり(´∀`;))
 このシリーズは『ハイランドで月の女神と』を読んでいます。これはとっても面白かった。
 しかし、これはちょっと読みにくかったかな……。ヒロインにちょっとひっかかった。とてもいい子なんだけど、好奇心が強すぎるというか──その「好奇心は猫を殺す」という部分を軸に話が回るところが、私の好みと合わないというか……。
 私は「バカが話を回す」というのは大嫌いですけど、彼女はバカではない。というか、バカではない設定のはずなのに、それに類する行動をしているように感じるのです。それに対する説得力がないから、性格がちぐはぐに思えて、うーむ……(-ω-;)。
 ヒーローはいいんですよ。不死身の戦士で、孤独を抱えて長年ただ生きるために生きてきた。やっと一緒に生きたいと思う人──ヒロインに出会って、でも彼女は母親が苦しんでいる現代に戻りたくて、というお話も好みです。切なさとともにユーモアもある。彼の「誓い」を壊すための「誓い」というのも、全体から見れば決して悪くはない。
 でも、でっかいパラドックスがあるよね……。ラストああするとヒロイン、タイムスリップできないんじゃね?(´ω`;)
 ひっかかりがいろいろあって、ちと残念(´・ω・`)。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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