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2012 · 03 · 26 (Mon) 14:53

◆『見せかけの結婚』ミシェル・リード

◆『見せかけの結婚』ミシェル・リード(ハーレクイン文庫)
 両親を失ったクレアは、大学を中退し、まだ赤ん坊の妹を一人で育てていた。そこへ母方の伯母が訪ねてきて、妹を養子に出せと言う。伯母が立ち去ったあと、忘れ物に気づいたクレアは、フラットから飛び出し、車に轢かれてしまう。居合わせた伯母の雇い主アンドレアスは怪我をしたクレアを自分の屋敷に連れていき、「当分の間、ここにいるといい」と言う。("The Tycoon's Bride" by Michelle Reid, 2000)

 一応ヒーローに養子欲しさの事情ありの便宜結婚ものなんだけど、後半に明かされる事実が意外というか、なんかモニョる。特に伯母について。冷たいだけだと思っていたら、とんだ性悪女で(´Д`;)。
 それに、今感想書こうとして、

「あれ? 別に真相を黙ってる必要ってなかったよね?」

 とふと思ったんでラストあたりを読み返したんだけど──ああ、こういう理由があったからか。でも、印象が薄いというか……うまく融合していないというか。
 最初の方は、怪我をしたヒロインの世話をしたりするので、ヒーローのメロメロぶりが伝わってきてなかなかよかったのですが、後半になってくるにつれてだんだん隠されていることが重くのしかかり……ラブラブぶりが半滅。
 ヒーローと前妻のことは、ヒロインとは関係ないことだしなあ。ショックだったのはよくわかるけど、彼女を遠ざける決断はできるくせに、ケリをつけるため(後悔しないためでもある)の不妊検査をもう一回受ける、という勇気をなぜ持てないのか。
 何だかたくさんの要素が詰めこんであって、一つ一つの印象が残りにくいのがもったいないな、と思いました。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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