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□『ジョン・カーター』

『ジョン・カーター』"John Carter" 2012(4/13公開)
 1881年、ニューヨーク。世界を放浪し続けた大金持ちの叔父ジョン・カーターに呼び寄せられたエドガーは、叔父が急死したことを知る。不思議な霊廟に眠っている彼は、エドガーに全財産と日記を残した。その日記には、叔父が10年前に体験した驚くべき冒険がつづられていた。(監督:アンドリュー・スタントン 出演:テイラー・キッチュ、リン・コリンズ、ウィレム・デフォー他)



『火星のプリンセス』をディズニーが映画化した作品です。
 面白かったけど、何だかすごく真面目な映画だなあ、と思った。いい意味でも悪い意味でもある。何度も映画化が頓挫していた原作に真正面から取り組んでいるので、原作のビジュアルや見せ場をきっちり脚本に組み込み、非常にうまくまとめている。バルスーム(火星。別惑星じゃなくて、ちゃんと火星だったよ!)の世界観やメカ、異文化、異人種も手抜きなく表現されていることに、IMAXの3Dで見た友人が感動していました(私はいつものように2Dですが)。
 でも、それ故に原作を知らない観客には新鮮味が薄い(実際、家族はそう言っていた)。これにインスパイアされて作られた映画がいっぱいあるからさ。
 しかし、それ故きっとデジャー・ソリスに不満は抱かないだろうな(^^;)。
 実は、原作のデジャー・ソリスとは違うと思ったけど、そんなに不満ではなかった。厳しい環境の王女なら、あれくらいじゃないとダメだよね……。現代風というか、戦うヒロイン、強いヒロイン自体は好きですよ。ただ、色っぽい美女であっても、バリバリ戦っていいと思うけど。頼もしすぎて、何だかオカン風……。『アベンジャーズ』の予告で見た同じくらい頼もしいスカーレット・ヨハンセンと思わず比べてしまったり(´∀`;)。
 いやっ、不満ではないんですよ! ただお姫さまというのは、もう今時の流行りではないのかね……(´・ω・`)。天然さんみたいな人になりそうだけど。『魔法にかけられて』のお姫さましか浮かばないよ(´д`;)。
 あ、ウーラはかわいかったです(・∀・)。ブサかわいくて動きがアニメチック。家族が、

「ウーラに乗って移動すればいいんじゃないの?」

 と言っていたけど、あれは一応犬だからっ! 犬は上からの重圧に弱いからっ。馬車にしても車高が低そうだ(^^;)。
 しかし、原作だと何の説明もなく火星に行ってしまうから、10年たってまた突然、というのも仕方ないんだけど、映画の場合は10年気づかなかったのかジョン・カーター(´ω`;)、と思わなくもなく──しかし、すぐにやったらそれはそれで、とも思うし……うーむ……。
 原作好きな友人たちからは、

「ジョン・カーター、別人すぎる!」

 と言われておりました。確かに原作のカーターにあんな過去はない。けっこう気楽に火星の冒険を楽しんでるし、デジャー・ソリスにもひと目惚れだし。苦悩しないのがいいところなんだけど。
 戦争体験をあまり軽く扱えない、というのも時代だな……。
 さて、では原作の続きを読もう。果たして映画の続編が作られるのか、不安だし(´・ω・`)。
(★★★★)
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
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