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2012 · 04 · 21 (Sat) 09:45

▲『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』ゲイル・キャリガー

▲『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』ゲイル・キャリガー(ハヤカワ文庫FT)
 異界族と人類が共存するヴィクトリア朝ロンドン。人狼マコン伯爵の夫人アレクシアは、妊娠八ヶ月を迎えた。お腹の子の誕生を恐れる吸血鬼の攻撃を避ける中、消滅寸前のゴーストが現れ、女王の暗殺が計画されていることを警告する。アレクシアは大きなお腹を抱えながら、調査に走り回る。("Heartless" by Gail Carriger, 2011)
・〈英国パラソル奇譚〉シリーズ第4作

 これを読んだあと、ますます吸血鬼が嫌いになったなあ(´Д`;)。
 さすがキング・オブ・人外って感じの傲慢さ。お前らが諸悪の根源っていうか、人間じゃないから人間的な情緒を望んでも仕方ないとはいえ……。こういうふうに描かれるところも、吸血鬼に感情移入しにくいというか、したくないところというか……。
 私はやっぱり人狼が好きです(。-`ω-)。マコン卿のワンコぶりも楽しみましたよ。
 一応パラノーマルロマンスには入れていますが、もうロマンスの要素はほとんどないです。ただし、マコン卿夫妻以外の要素は多少あります。でも、ノーマルカップリングじゃないのよね(^^;)。それぞれしみじみしてて、なかなかいいんですが。
 ロマンスを期待すると肩透かしですが、ラストの5作目に向けて、謎がいくつか解明されたり、意外な人間の意外な正体がわかったり、大きな山場があったりと華やかな今作です。それ故、ちょっとドタバタしていて、むりやりまとめた感があります。そこら辺の騒々しさが、ダメな人はダメかも。私はかろうじて大丈夫でしたが、読む速度は落ちたかなあ……。
 長編シリーズは、どうしても途中でこういうふうにとっちらかったり、次作から次作へのブリッジ的になっちゃったりするのは仕方ないんだよね(´・ω・`)。
 そうは言っても、今回の最大の山場はアレクシアの出産と生まれてくる子供がどんな存在なのか、ということです。ただ生まれただけでも期待大なのに、最後の一行!
 最終巻が楽しみですーヽ(´∀`)ノ
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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