Top Page › 読書の感想 › ペニー・ジョーダン › ◆『一目ぼれなんて』ペニー・ジョーダン

2012 · 04 · 23 (Mon) 15:20

◆『一目ぼれなんて』ペニー・ジョーダン

◆『一目ぼれなんて』ペニー・ジョーダン(ハーレクイン)
 秘書のジェニスタは、同僚の開いたパーティーで知り合ったルークの傲慢な態度がしゃくにさわり、すげなくあしらった。ところが翌朝、彼は新しい社長として再びジャニスタの前に現れる。しかもなぜか彼は、彼女のことを上司ボブの愛人だと信じ込んでいた。("Bought With His Name" by Penny Jordan, 1982)

 今月発売された「ペニー・ジョーダン追悼コレクション」の一冊です。
 誤解からすれ違う偽装結婚、という私の大好物設定。しかもヒーローが超強引。かなり切羽詰まった迫り方です。犯罪者的ですらある。ヒロインに「気が狂ってんじゃないのか?(´д`;)」と引かれるくらい。
 上司のボブ夫妻と彼女は友人以外の何ものでもない。妻は病気で、手術を控えている。かなり気落ち&ナーバスになっているので、少しでも変な話は絶対に耳に入れさせたくないとボブもヒロインも思っているわけです。そのことを二人で話してたりすると、ヒーローは誤解されるような会話の時に限ってやってくる。お約束ですね(^^;)。
 最初のうちはバカらしくてちょっとからかっちゃったりもしたヒロインだったけど、あまりの思い込みの激しさに「やっぱちゃんと否定しとかんといかんか(聞いてくれなさそうだけど)と思ったところでヒーローに急襲される。そしてこの爆弾発言。

「僕と結婚するんだ。そうでないとボブの奥さんに君たちのことを洗いざらい話してしまうぞ」

 ( Д ) ゚ ゚

 まさに「メダマドコー」状態。いきなり何言ってんだこいつ、と誰でも思う展開です。ヒロインが「本当に病気ではないだろうか?」と不安がるのも無理ない。
 そのまま拉致して結婚式を挙げようと思っているヒーロー、彼女が呆然としているのをいいことにズカズカと寝室へ入り込み、タンスを勝手に開けたりする。

 お前はドラクエの勇者か!?(#・∀・)

 と思わずツッコんでしまいました。いや、それくらい図々しい。
 とにかく何言っても信じてくれそうにないし、ボブの妻に変なこと吹きこまれたら大変だ! ということで、ヒロインは結婚してしまう。
 そのあとは、お決まりの展開です。ヒーローの昔の恋人が出てきたり何だりのお約束どおり。
 切なく読めて、不満自体はそれほどないのですが、結婚までのくだりが面白すぎて、後半が尻つぼみに思えたのが残念だった。もうちょっと早くヘタレて、ラブラブなラストの余韻が欲しかったかも。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント