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2012 · 04 · 28 (Sat) 12:38

◆『花嫁には秘密』ルーシー・ゴードン

◆『花嫁には秘密』ルーシー・ゴードン(ハーレクイン)
 結婚式の総合プランニング会社を経営しているゲイルは、担当した大富豪の式の時、アレックスに出会った。富豪の長男である彼は、父の結婚相手のことを金目当てだと決めつける。その傲慢さは、彼女の失敗に終わった結婚式を思い出させた。彼はそのまま弟の結婚にまで文句を言い出す。彼の誤った主張は、思いもよらぬ事故を引き起こす。("This Man And This Woman" by Lucy Gordon, 1995)

『ハーレクイン・リクエスト 億万長者に恋して』の一編。
 再読です。なのに、すっかり誤解していた……。
 途中で女性が車にはねられるシーンがあるんだけど、それをずーっとヒロインだとばかり。本当は、ヒーロー弟の婚約者であるヒロインのいとこ(とてもよい娘さん)だった。
 ヒロインも気が強いというか、社長なのでそれなりの尊大さがある。昔、結婚前から姑にイビリ倒されて失敗という苦い経験があるので、ヒーローのような人間にはスイッチが入りまくりです。
 しかしこのヒーローも意固地だ。まさに「俺様」。自分の言うことは常に正しく、望みはすべて叶えられ、やってあげたことに対して感謝されて当たり前。その態度はかなり鼻につきます。
 が、しょせん欧米型ヘタレ男ですから、単にプライドが許さないというだけのこと。「これで解決!ヽ(゚∀゚)ノ」と臨んだプロポーズも、

「君の勝ちだ。結婚してやる」

 ですから、当然拒絶される。「なんで~?( ゚д゚)」状態。
 後半、義理の妹になったヒロインいとこからズケズケ言われています。(適当に抜粋)

「たぶんあなたが無神経なのよ。その手の人にゲイルは苦しめられたの」
「彼女はぼくもあいつと同じ意気地なしだと思っているのか?」
「別のタイプのね」
「今まで意気地のないやつだとは言われたことがない
「すべてを力づくで進めていくことで自分のプライドを守ろうとするのは、やはり意気地なしのすることだと思うけど」

 この他にも「繊細な陶器の店にいる雄牛」とか「野蛮人」とか「素直さがない」とか言われ放題。ヒーロー、すねるすねる。
 もちろん最後にはちゃんとプロポーズするんだけど、それでも偉そうだった。
 でも、ヒロインも同じくらいプライドが高いから、似た者同士なんだよね。ドアマットヒロインだったら、もっと私好みで、もっともっとスカッとしたかもしれない。そこが少しだけ惜しいところ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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