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2012 · 06 · 02 (Sat) 12:48

●『バラの香りに魅せられて』ジャッキー・ダレサンドロ

●『バラの香りに魅せられて』ジャッキー・ダレサンドロ(二見文庫)
 結婚間近と言われている伯爵令嬢ヴィクトリアは、父からの強いすすめによりコーンウォールのラトレッジ伯爵邸クレストン・マナーを訪れる。そこで再会したのは、ラトレッジ伯の息子で医師のネイサン。三年前、刺激的なキスを交わしたきりの彼に対して、ヴィクトリアはある復讐を企てていた。("Not Quite A Gentleman" by Jacquie D'Alessandro, 2005)

 ジャッキー・ダレサンドロは好きな作家ですが、ヒロインが好きになれないとちとつらい……(´・ω・`)。(ま、どの作家でもそうですけど)
 今回のヒロインは、わがままな貴族のお嬢様です。実は彼女の父親やヒーローやその兄は英国のスパイ。ヒーローは三年前のある事件のために引退状態なのですが、ヒロイン父は彼の汚名をすすぐための任務を記した手紙をヒロインの荷物に仕込んで旅立たせる。
 ところがその手紙を彼女が先に見つけてしまう。そして、

「手紙を返してほしいのなら、私にその任務を手伝わせなさい」

 と言うのです。

 (゚Д゚#)ハァ?

 何言ってんの? あんたも、あんたのパパンも命を狙われてるかも、ってヒーロー言ったよね?
 その手紙は暗号で書かれているんだけど、それをちゃんと解読しないともっと危険が迫る可能性もあるかもだよね? それがわかってんの? 自分はともかく、父親がどうなってもいいわけ? ていうか、そう言って説得しろやヒーロー(゚Д゚)ゴルァ!!
 しかし、しないのですよ>ヒーロー そのかわり、彼女が身体に隠していると思われる手紙をまさぐって探す方を選ぶ。おはようからおやすみまでヒロインの暮らしを見つめるライオンのようにひっついて。
 お前はただひっついてイチャイチャしたいだけだろうが!(。-`ω-)
 そうこうとグズグズしているうちに、手紙は思いがけない方法でなくなってしまいます。
 このシーンでは、私、思わず、

 (  Д ) ゜ ゜

 メダマドコー状態。その夜、夢にまで見たくらいです。
 しょうがないから、ヒロインが憶えている限り手紙を再現するのですが、地図があったのが致命的。のちのちわかりますが、ヒロインの絵心のなさ草なぎくん並らしい。
 スパイ事件や命の危険が関わっているのに、緊張感がみじんもなく、駆け引きじみた会話ばかりで話がなかなか進まない。
 ……ここまで感想を書いて思ったけど、これってラブコメだったのかしら?(´ω`;)
 それならそんなふうに読みたかったけど、わがままお嬢様ヒロインがあまり好きでない私としては、どうもツッコミどころにばかり目が行ってしまう。
 でも、ラストがいいんですよ。ヒロインにあてたヒーローの手紙が。これが泣ける……。・゚・(ノД`)・゚・。
 だから、私の評価はオマケ。わがままお嬢様が平気で、ラブコメだと割り切って読める人ならすごく萌えられるかもー。
(★★★)
[Tag] * ヒストリカル * 二見文庫 * ★★★

最終更新日 : -0001-11-30

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