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2012 · 06 · 06 (Wed) 21:18

●『誘惑のタロット占い』ジャッキー・ダレサンドロ

●『誘惑のタロット占い』ジャッキー・ダレサンドロ(二見文庫)
 貴族としての責任を果たすため、ロンドンへ花嫁探しに来たサットン子爵コリン。彼とパーティーで顔を合わせた占い師アレックスは、4年前とある場所で出会った男性だと気づく。逃げ出した彼女だったが、すぐに彼につかまってしまう。そして、「自分の運勢を占ってほしい」と頼まれるが──。("Never A Lady" by Jacquie D'Alessandro, 2006)

『バラの香りに魅せられて』ヒーローの兄のお話。
 爵位と財産があり、ハンサムで社交界から花婿第一候補として人気者のヒーロー。おまけに元スパイ。
 しかし、スパイに志願した理由というのは、

「爵位と財産以外の俺の存在理由って?(´・ω・`)」

 と思ったことから。少しでも国や人の役に立ちたいと思って、やり始めたそうです。
 貴族特有の尊大さの陰にある人間臭い悩みは面白かった。まっすぐ育ったお坊ちゃんならではなんだけどね。でも、そんなに嫌みではない。この兄弟は、両方とも優しいね。
 一方のヒロインは、スリを働こうとしたところをヒーローに捕まって以来、心を入れ替えて浮浪児たちのシェルターを作ろうと尽力中。母から教わったよく当たるタロット占いで生計を立てています。自分自身を占うたびにヒーローを思わせる男性のカードが現れる。
 二人の身分違いの恋が話の骨なのですが、殺人事件も絡んでくる。そのせいなのかなんなのか、少し切なさが足りない……。ロマンスなので身分違いでもハッピーエンドは決まってるんだから、私としては、

「やっぱりダメなのか……(´Д`;)」

 と嘘でも思わせてほしいのよねー。
 面白いところもあるんだけど、長いHOTシーンはちょっと飛ばしちゃったしなー。うーむ、そういう読み方をしたものに標準点をあげるのはいささか躊躇してしまう……ごめんなさい……(´・_・`)。
(★★☆)
[Tag] * ヒストリカル * 二見文庫 * ★★☆

最終更新日 : -0001-11-30

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