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●『くちづけは心のままに』スーザン・イーノック

●『くちづけは心のままに』スーザン・イーノック(二見文庫)
 教養学校(フィニッシングスクール)の校長であるエマは、領主の甥ウィクリフ公爵グレイによって窮地に追い込まれていた。叔父から負債の整理を頼まれた彼が、地代の値上げを宣言したからだ。くだらない“結婚斡旋所”などつぶして当然、と言い切る尊大な公爵にエマは激怒し、二人は学院の存亡を賭けて勝負することになる。("A Matter Of Scandal" by Suzanne Enoch, 2001)
・〈リング・トリロジー〉第3作



〈リング・トリロジー〉の最終作。『ほほえみを待ちわびて』『信じることができたなら』ヒロインたちが卒業したフィニッシングスクールの校長先生のお話です。
 といっても、叔母さんから引き継いでまだ日は浅い。若いながらもがんばっている日々の中に、尊大というよりアホなヒーローが突然やってきて、引っかき回し始める。
 スーザン・イーノックはラブコメ&アホなヒーローが得意の人だと思うのです。今回さらにドン!「アホな俺様」(^^;)。
 絵に描いたようなお貴族さまで、しかも公爵ですから。自分より偉い人は(ほとんど)いないし、金でだいたいのことは解決できるし、今までも全部思うとおりにしてきた人。爵位と財産目当てで狙われ続けてきた彼としては、ヒロインの学校なぞ「売春婦養成所」にしか見えない。不遜にもそう言っちゃうし、女なんかその程度しか価値のない存在だと思っている。
 ヒロインが彼のことをこう言っています。

「どうやら、あなたが意味をなさないことを口走っても、それを注意してくれる人が周囲にいらっしゃらなかったようですわね、閣下(#・∀・)」

 超考えなしのヒーローが、面と向かってまぬけだダブスタだとズケズケ言うヒロインに「(#゚皿゚)キーッ!!」となりながらも惹かれていくわけです。というか、なかなか口で勝てなくて悔しい上に、つれなくされてオカンムリ。

「俺に! 公爵のこの俺様に! 生意気っヽ(-言-)ノキエーッ!!」

 と思いながらも、ヒロインの笑顔や涙に一喜一憂。絶対勝つつもりでいたのに、生徒たちの状況もわかってきて、「賭け、やめよっかなぁ~(゚∀。)」と思ったり。
 ついには夜中に学院へ忍び込むところまで行っちゃうのに、浮かれているばかりでスキだらけ。浅慮な自分のせいでヒロインをさらに窮地に追い込みます。
 このアホさ加減、最近読んでないけど、スーザン・エリザベス・フィリップスのろくでなしヒーローを思い出したな。お坊ちゃんというか、やんちゃなガキ故のズルいところとかも似てた。
 ヒーローへのしっぺ返しがもっとあっても、とか、ヒロインが少し流されすぎてる? とも思ったけど、まあ許容範囲でした。アホなヒーローの方が楽しく読めるって、ロマンス好きとして方向が違う気がしないでもないのですが(´∀`;)>私
(★★★★)
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genre : 小説・文学

tag : ヒストリカル 二見文庫 ★★★★ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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