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2012 · 06 · 13 (Wed) 15:54

●『その夢からさめても』トレイシー・アン・ウォレン

●『その夢からさめても』トレイシー・アン・ウォレン(二見文庫)
 軍人だった父を亡くし、スコットランドの大叔母の元へ向かう途中、メグは大雪によりケイド卿の屋敷へ避難せざるを得なくなった。彼もまた元軍人であったが、戦争時の過酷な記憶から世捨て人のような生活をしている。しかし、次第にメグと過ごす時間を楽しむようになる。("Tempted By His Kiss" by Tracy Anne Warren, 2009)
・〈バイロン(Byrons of Braebourne)〉シリーズ第1作

 トレイシー・アン・ウォレンのサイトによれば〈Byrons of Braebourne〉シリーズだそうです。ていうか、続きがちゃんと出ているから、そっちに日本語表記あると思いますが、一作目だからかあとがきにシリーズ名はなし。
 バイロンというのはヒーローの名字で、シリーズは以降兄(長男は公爵)や弟の話が続いていくらしいです。
 ヒロインが屋敷から出ていく日、近所のスピーカーじじいに見つかり、

「このままでは君の評判が悪くなる。僕の偽の婚約者としてロンドンへ行って、社交界で本当の夫を見つけなさい。僕は気にしないよああ気にしない!( ゚Д゚)」

 しかし当然気にしまくり(^^;)。
 ヒーローの戦争でのトラウマがエグいです。ポルトガルでスパイ活動をしていたので拷問にかけられるんですが、当時の婚約者もつかまり、レイプされて惨殺、さらに彼女の家族も皆殺しとかひどすぎる……。
 たとえヒロインじゃなくてもレイプシーンはげんなりしてしまうです……(´・ω・`)。
 だからこそのトラウマに説得力があるし、後半にこのエグさが生きる展開になる。ここはちょっと「おっ!」と思った。てっきり二人のすれ違いだけのお話だと思っていたから。
 ヒロインが少し詮索好きというか、気になることは口に出さないといられない、という子なんですが、冒頭ちょっと気になったこの性格もこのためだったのか、と期待したよ。
 しかし、期待は期待のままで……後半いまいち盛り上がらないまま、終わってしまった(´д`;)。ヒロインが頼りにならないのはいいとしても、バレバレな展開すぎ。
 中盤のテンションがラストまで続いていたらなあ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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